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米上院 海兵隊移転費用の一部認めず3月14日 11時42分
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沖縄に駐留する海兵隊の一部をグアムに移転する計画の関連予算について、アメリカの議会上院は、2013会計年度の国防予算で、下水処理施設の整備費用を除く日本円にしておよそ25億円分だけを認めた法案を可決しました。
アメリカ議会上院は、13日、本会議を開き、2013会計年度の国防予算を決める歳出法案を審議しました。
この中で、沖縄に駐留する海兵隊の一部をグアムに移転する計画の関連費用について、野党・共和党の重鎮、マケイン議員が「必要な規模がはっきりしないインフラ整備の予算は認められない」と指摘し、議会上院はオバマ政権が求めた下水処理施設の整備など1億2000万ドル(日本円でおよそ115億円分)については認めないことを決めました。
そして採決の結果、議会上院は海軍の桟橋の整備など2600万ドル(日本円でおよそ25億円)だけを盛り込んだ2013会計年度の国防予算を賛成多数で可決しました。
法案は今後、議会の上下両院で調整が行われることになりますが、野党・共和党が多数を占める下院で、削除された予算が復活するのは難しいとみられ、移転計画の遅れにつながる可能性も指摘されています。
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