質量(重さ)の起源とされる素粒子「ヒッグス粒子」を探索する実験に取り組んでいる欧州合同原子核研究機関(CERN)の国際共同グループは14日、昨年発見した新粒子について「最新のデータ解析結果はヒッグス粒子であることを強く示している」と発表。事実上、ヒッグス粒子と断定した。
東京大学、高エネルギー加速器研究機構などが参加するCERNの研究グループは巨大な加速器「LHC」を使い、陽子同士を衝突させる実験でヒッグス粒子の痕跡を調べてきた。昨年7月にヒッグス粒子のような新粒子を発見したと発表、その後も実験やデータ解析を進めていた。
最新の解析結果はヒッグス粒子の特徴とよく一致していた。データ解析はまだ終了していないが、「主要な全結果が出そろった。事実上の断定」(研究グループの浅井祥仁・東大准教授)。
ヒッグス粒子は物理学の基本ルールである「標準理論」の中で唯一、未発見だった素粒子で、発見により同理論が完成する。万物になぜ質量があるのかを説明するため、「神の粒子」とも呼ばれている。
ヒッグス粒子、浅井祥仁
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