窃盗仏像返還問題 対馬訪問の韓国の僧侶ら、15日も門前払い
長崎・対馬市で盗まれた仏像が韓国から返還されない問題で、話し合いのため14日から対馬を訪れている韓国の僧侶らは、15日も門前払いの状態が続いている。
この韓国・浮石(プソク)寺の僧侶らは、2012年、対馬市の観音寺から盗まれた仏像は、かつて自分たちの寺から略奪されたものだとして、韓国の裁判所に訴えたため、返還差し止めの仮処分が出されている。
一行は、被害にあった観音寺側との話し合いを求めて、贈り物のマスコットなどを携え、14日に対馬入りしたが、拒否されたまま、ホテルに足止めされている。
観音寺の田中節孝前住職は15日、「(15日に電話で)君たちとは、二度と会いたくないと(話した)。ずっと(同じ)やりとりを何回も」と語った。
僧侶らは、15日夕方に帰国予定。