福井県議会の新幹線・地域鉄道調査特別委員会が13日開かれ、北陸新幹線の敦賀以西について、関西圏で滋賀県のJR米原駅で東海道新幹線と接続する「米原ルート」が有力視されている状況を危惧(きぐ)する声が上がった。嶺南地域の首長や議会などで構成する「北陸新幹線若狭ルート建設促進同盟会」が23日、13年ぶりに総会を開くなど活動を再開する一方、関西広域連合が28日の会合で政府へのルート提案に向け協議するなど、敦賀以西の建設計画をめぐって議論が活発化している。
特別委では、笹岡一彦委員(自民党県政会)が「若狭、嶺南地域は原発停止で疲弊している。米原ルートになると、いっそう希望を失う。東海道新幹線の代替の意味もない」と県に若狭ルートの積極的な働きかけを求めた。
これに対し、東村健治総合政策部長は「敦賀以西については、整備計画で示されている若狭ルートが公式ルート。議会からも働きかけていただけるとありがたい」と述べるにとどめる一方、若狭ルートを求める嶺南地域の建設促進同盟会が平成12年以来となる活動を再開することなどを報告した。