2013年3月13日水曜日

必見:3・10さよなら原発北九州集会

3月10日に北九州市勝山公園で行われた「さよなら原発北九州集会」
ゲストの広瀬隆さん、山本太郎さんのトークセッションをぜひご覧ください。

全会派一致でがれきを受け入れた北九州市に向けてのメッセージです。
これは当初の予定にはなかったことです。

太郎さんは、1月に行われた北九州市議会議員選挙中の4日間、朝から晩まで一緒に動いて下さいました。共にがれき問題の本質について遊説して回りました。
「このままじゃだめだ。世の中を変えたい」
共にそう思う、本当に大切な大切な同志です。
そして、同じように思う仲間が、全国にたくさんたくさんいるのです。

このトークセッションの前に、私はおふたりに挨拶に行って、北九州の状況をお話ししました。

太郎さんにはよく知った北九州市の状況ですが、広瀬さんには市議会が全会派一致で可決したことや、「脱原発=脱被曝」であることが理解されていないことは初耳だったのです。
それを知った広瀬さんはそのことに怒り、
「バカな!太郎君、これはがれきのことを絶対に言わなくちゃだめだ」
という流れになったのです。


下の編集動画ではわかりませんが、太郎さんに対しては会場から「帰れ」などの野次が飛び交いました。





野次が飛び交うノーカット動画はこちら *3/5 4/5  を観てください



さよなら原発実行委員会内部からも、受け入れに賛成した政党に気を遣って、「事前にがれきのことを話すなとふたりに根回しできなかったのか」との声も出ています。

大変失礼な話です。
広瀬さんも太郎さんも信念を持って行動されています。
そんなことを言って「わかりました」とおっしゃる方々ではありません。

不必要ながれき広域処理は、税金の無駄遣いの問題と、内部被ばくの問題を含みます。
市議会が全会派一致でがれき受入れを決定したのは昨年3月12日のことです。
あれから1年、状況はどうですか?
市は「現地処理だけでは間に合わないから北九州市が受け入れる」とPRしていましたね。
でも「がれきは現地で処理できるから」という理由でもって、1年も前倒しで搬入が止まります。

北九州市が受け入れたがれきは現地のわずか1%にも満たないのです。
そのがれきに輸送費だけで14億!


私たちは「広域処理するがれきはない」とずっと言ってきたのです。
宮城県内では、増設した仮設焼却炉で焼くがれきがないので、各所で融通しあっている状況です。
宮城県会議員たちも「広域処理は必要ない」と言っていたのです。
宮城県環境局が「北九州市に出したら、仮設焼却炉を一度も使わないまま仮設焼却炉を解体しなくてはいけなくらるかも知れない」と言っていたのです。
昨年5月末の段階で、環境省自ら宮城県のがれき量を55%も下方修正しているのです。
市議会に対しては、そのことを詳細なデータと共にずっと言い続けてきましたが、どの議員にも耳を傾けてはもらえませんでした。

詳細はこちら→
九州ひまわりプロジェクト発「北九州市民検討委員会・広域化調査チームブログ」  http://hinanohanasi9494.blogspot.jp/

8月以降の北九州市の状況は
「九州ひまわりプロジェクト ブログ」でご覧ください→
http://hinanohanasi.blogspot.jp/



北九州市では、「がれきの風評被害対策」として、今もツイッターやブログのネット監視をしています。そこに年間1200万の税金が投じられています。
このことは、東京新聞などで大きく報道されました。

この監視は誰のためですか?市民のためになりますか?


現在の避難者数は31万人。
福島県から県内外の他地域に避難している人は16万人。
九州は人の受入れ、そして汚染させれていない食物の永続的供給を担います。

ところで、さよなら原発北九州集会では、赤い帽子をかぶった公安がずらりと並んでいました。どこの集会でもそんな感じだったのでしょうか?
九州ひまわりプロジェクトでひとつ出店テントを確保していたのですが、公安から「今日は、村上さとこさん(九州ひまわりプロジェクト代表)は来てますか?」と尋ねられました。
北九州市にがれき問題が持ち上がってから、かれこれ一年半。
公安とは長いお付き合いになりそうです。
全国各地でがれきにまつわる不当逮捕や不当告訴が続いています。
あの道はいつか来た道・・・。国家権力は恐ろしいですね。