「OperaTor」は、匿名ネット巡回のための定番テク「Tor」をOperaとセットで利用できるインストール不要型のブラウザだ。ZIPをダウンロードして解凍→起動で即座に利用できるので、ネットカフェなど出先マシンで匿名巡回を行うために覚えておいて欲しい。
「Tor」とは、P2Pの匿名Socksプロクシシステム……と書いても意味不明気味なので端的に説明すると、以下のような特徴を持ったプロクシだ。
「OperaTor」を作者のページからダウンロード。ZIP形式で配布されており、解凍して出てくる「OperaTor」を起動すれば即利用できる。起動画面では「Start with blank page」を選択。
配布ファイル群の一つである、「OperaTor」のスタートページが表示される。
使用感覚は普通のOperaとほぼ同じ。ウインドウ下部のチェックボックスでJavaやCookieの有効無効・リファラー送信の有無などを簡単に切り替えられるのもポイントだ。
標準でTor経由の接続が行われているため、ウェブサーバーに取得されるのはTorのIPアドレス。生IPを隠した匿名ブラウズが可能なのだ。
TorやPrivoxyを使ってTorネットワークに接続しているので「OperaTor」起動中は各種プロセスが動作しているが、関連プロセスは「OperaTor」ウインドウを閉じたときに全て自動で終了される。出先マシンなどで非常に使いやすい仕様だと言えるだろう。
2008年01月13日 01:11
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