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【格闘技】あきべぇ激白 「今度の試合では死ねません」2013年3月15日 紙面から
東洋太平洋ウエルター級王者の“あきべぇ”こと、渡部あきのり(27)=協栄=が18日、東京・後楽園ホールで同級7位のコブラ諏訪(32)=ピューマ渡久地=相手に5度目の防衛戦に臨む。昨年11月、WBC世界スーパーライト級1位プラウェート・シンワンチャー(タイ)に完勝し、WBC世界ウエルター級10位にランクイン。同級世界王者でスーパースターのフロイド・メイウェザー・ジュニア(36)=アメリカ=への挑戦を究極目標とするあきべぇに今後のことを聞いた。 −今回の対戦相手コブラは12勝9敗。あきべぇ君が、勝って当たり前と見られてもおかしくない あきべぇ「それが逆にプレッシャー。向こうは開き直ってくる。男同士の戦いに戦績は関係ありません」 −昨年末に世界トップテン入り。目指すは世界だけど、WBC王者は言わずと知れたアノ人 「フロイド・メイウェザー・ジュニア。なんと言っても、世界のスポーツ界長者番付NO・1ですから。2位がパッキャオ。3位がゴルフのウッズ。ボクも10億円プレーヤーになりたいですよ。(ちなみに、メイウェザーの年収は約70億円)。ボクシングは世界最高峰のスポーツだから、日本でももっとリスペクトされていいと思う。できれば、アメリカに行って、チャンスをつかみたい」 −メイウェザーとはスパーリングやったことあるんだよね 「20歳の時、米国修業でラスベガスのジムで5ラウンドやらしてもらった。既にスーパースターだったけど、ボクはあまり知らなくて…。でも、パンチはかすりもしなかった。雰囲気にのまれて、これが世界なんだと。へこみました」 −あれから7年。前回の試合でも力みが取れて、一皮むけたような… 「次で32戦目。これが、キャリアというもの。不器用だけど諦めずにやってきたのが良かった。子供ができて、高校時代の監督にも顔つきが“精悍(せいかん)になった”と言われます」 −息子さん、伝説のヘビー級王者マイク・タイソンにちなんで名付けた、太尊だもんね 「タイソンのオヤジが東洋王者止まりじゃ、カッコつかない。いじめられますよ。ハハハ」 −もう、歩けるようになった? 「まだ、9カ月。やっと、伝い歩きができるようになった。すぐ歩くより、ハイハイの期間が長い方がいい? 人生と同じですねえ(しみじみ)」 −姉さん女房の通称“リコ姉さん”は、ヤンチャな故勝新太郎を陰で支えた中村玉緒タイプの献身的な奥さんらしいね 「はい、でも、子供ができたらちょっと変わったというか…。い、い、いや、でも、子育てやりながら、ボクシングのこと、ボクのことを一番に考えてくれるし、もったいない女房です!」 −以前は、リングの上で死んでもいいぐらいのこと言ってたけど、家族ができると、そうも言ってられないでしょ 「でも、全てを懸けて戦う、一世一代の大勝負をやってみたい。だからこそ、今度の試合では死ねません」 中量級は世界的に層が厚く、世界挑戦のチャンスをつかむのは、至難のワザ。しかし、「諦めなければ、チャンスは来る」と、あきべぇは思っている。スパーでなく、スポットライトを浴びた、ラスベガスのリングでメイウェザーとの“再会”を果たすまで、前だけを見て生きる。 PR情報
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