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女川原発 非常用電源が停止
3月14日 20時35分

宮城県にある東北電力、女川原子力発電所1号機で、点検のために動いていた非常用の発電機が、自動停止するトラブルがありました。
東北電力が原因を調べていますが、このトラブルで停止中の原子炉などに影響はないということです。

東北電力によりますと、14日午後0時半ごろ、女川原発1号機で、非常用のディーゼル発電機を点検のために動かしていたところ、出力を下げる途中で突然、安全装置が働き自動で止まりました。
非常用ディーゼル発電機は、外部電源を失った際、原子炉を冷却するポンプなどを動かす重要な設備で、東北電力は、おととし4月、青森県の東通原発で起きた3台ある発電機がすべて使えなくなるトラブルを受けて、女川原発でも、原子炉ごとに常に2台が使えることを保安規定で定めています。
女川原発1号機では使うことができる3台のうち、別の1台も点検中だったことから、東北電力は、保安規定の「運転上の制限を逸脱した」として、国の原子力規制委員会に報告しました。
東北電力が原因を調べていますが、外部電源は確保されているため、このトラブルで定期検査で停止中の原子炉や使用済み燃料プールになどに影響はないということです。

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