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首相 TPP交渉参加「あす決断したい」3月14日 21時33分
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安倍総理大臣は、14日夜、総理大臣官邸で、自民党の「外交・経済連携本部」の幹部と会談し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加について、「あす決断したい」と述べ、15日に表明する意向を明らかにしました。
TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡って、自民党は14日、「外交・経済連携本部」の総会を開き、政府への要求をまとめた決議を正式に決めました。
決議では、米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、それに、砂糖の原料となる作物の農林水産分野の5品目を関税撤廃の例外とすることなどを最優先に交渉に当たり、それが実現できないと判断した場合は、交渉からの脱退も辞さないものとすることなどを求めています。
そして「外交・経済連携本部」の本部長を務める衛藤前衆議院副議長らは、14日夜、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談し、衛藤氏は決議を手渡したうえで「決議の順守をお願いしたい。農業・農村と国益を守るために頑張ってもらいたい」と述べました。
これに対し、安倍総理大臣は「短い期間に濃密な自民党らしい議論をしてもらったことに感謝したい。決議をしっかり読んだうえで、あす決断したい。国益をきちんと守っていくことを心に刻み、大きな責任をかみしめながら決めたい」と述べ、14日、交渉参加を表明する意向を明らかにしました。
また、安倍総理大臣は「外交交渉は厳しい。ただ、日本は経済大国であり、政治力も突出した力がある。先に交渉に参加している国はあるが、堂々と外交交渉を行いたい」と述べました。
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