森を歩こう人体編

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help RSS 頬骨骨折

<<   作成日時 : 2007/11/24 20:44   >>

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頬骨の骨折もスポーツでは多いケガのひとつです。この骨も上から見ると前方の顔面部と側方の側頭部の角に当たるところにあるので物がぶつかりやすく、ケガが良く起こる場所となります。

ここには頬骨という独立した骨があります。前が上顎骨、上が前頭骨、後ろは側頭骨頬骨突起に接しておりいわゆる頬骨弓を構成します。

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前や上の接合部には力学的に弱く、骨折の多くはここが離開します。ここは眼球を保護する壁の一部にもなっているため、骨折によって眼の機能にも障害が現れます。

頬骨弓の骨折は直接外力によって起こります。眼の症状や感覚障害は起こりませんが、その内側にある側頭筋を傷つけると、開口障害を起こすことがあります。

頬骨は日本人を含む東アジア人では突出しており、頭部の骨格で人種の区別をする際には重要な特徴になります。頭の計測に「顔面平坦度」と言う角度の計測がありますが、頬骨が出っ張っていて、鼻が低いと平坦度が高くなります。

下は沖縄の港川という所で発見された日本最古の人骨です。縄文時代より前の約1万8千年前の頭蓋骨ですが、アジア人の特徴である頬骨の突出が見られます。

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今の美容の世界ではあまり頬骨の出っ張りは好まれません。わざわざ頬骨を削って綺麗な顔を作ると言う美容外科手術も盛んに行われています。アジア人の遺伝子なんですが・・・・。

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