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あれ？忍者龍剣伝って以前紹介したような…
と思われる方は皆無と思いますが、今回はこのゲームです。
「なんだこいつ？カテゴリー間違えてるよ」などと思われたあなた、今回は間違っていません。
今回はバカゲー 番外編としまして、テクモ暗黒史の一端を担うこのゲームの紹介です。
そもそも忍者龍剣伝といえば、テクモシアター第２弾にして、ファミコンアクションの最高峰（と思います）、文句なしの面白さに加え、中ボスの放つ断末魔「この先に地獄が待っている」というのをプレイヤー自信が味わうという激烈難易度。それ故に敷居が高く、若干マニアックであったことは否めません。しかし、そのマニアックさなど歯牙にもかけないほどひっそりと発売されていたのです。こっちのほうが先に。
今回、Wiiでアーケードゲーム配信と聞いて、その前に！の思いで記事を検索しましたが、ほとんどありません、一部写真と映像があったので、流用させていただきますが、基本はうろ覚えの記憶です。間違ってたら教えてください。ちなみに、X-BOXでは既に移植されているんだそうです。さっき知りました。でも、「ニンジャガイデン」というゲームのおまけのようです。
テクモのこのゲームに対する愛情の深さがわかりますね（かなり浅い）。
忍者龍剣伝 アーケード版は。
このレバーは必要なのか？
忍者龍剣伝というだけあって、主人公は忍者。しかしながら２Pもいてるので、リュウ・ハヤブサとは 別人の可能性が高いでしょう。しかしながら、このゲームの必殺技、「首切り投げ」は後のデッドオアアライブに登場時のリュウ・ハヤブサの必殺投げになっており…やっぱり 本人なんでしょうか？
発売はどうやらこちらのほうが先のようで、いわば忍者龍剣伝の元祖と言うことになるんですが、それならば父親のジョウ・ハヤブサの可能性も…
まあ、そんなことはどうでもいいんですが。
このゲーム、何を思ったのかレバー＋３ボタンですむところを、２ボタンにして、レバーを特殊なものにしていました。通常のレバーではなく、棒状のジョイスティックを採用。さらにその先にボタンを配置すると言う、不可解な操作系でした。「意味はないけどすごい」感は確かにありましたが、汎用性がない分、導入される確率をかなり下げたのでは無いかと思われます。
さらに、このボタンにはそれぞれ名前があり、たたかえ・跳べ・握れといった感じ。この握れって何かというと、ロープにつかまったり、ロープの上で逆立ちしたり（多分したはず…）といったところから、先ほど出た「首切り投げ」を放つと言うもの。
どう考えてもボタン２つで足りるなどと考えてはいけないのでしょう。
さて、ゲーム内容に触れますが、基本はファイナルファイト（忍者龍剣伝の方が発売は先です）。横スクロールでわらわら現れる敵を倒しまくると言うものです。基本は殴る蹴る。時々出てくる刀を持てば刀で切りまくれます。どうやらこれが龍剣のようです。さすがは元祖ですね。
で、 舞台はアメリカ。何でアメリカでニンジャを主人公にするのかさっぱりわかりませんが、テクモはアメリカに進出する気だったんでしょうか。
でもそれじゃ、「ノストラダムスの子孫を名乗る男率いる武装集団を倒せ」というストーリーじゃ駄目だと思いますが。さらに言えば、上記写真のように魔女狩りの絵なんてのも駄目でしょう、なんでこんな絵をわざわざ…。
ちなみに忍術は一切出てきません。だったら忍者である必要は無いと思いますが…。
恐ろしき敵たち
敵は基本ジェイソンみたいにホッケーマスクを被ってやってきます。いろいろいますが詳しくは忘れたので特徴のあるボスを紹介。
まず１面のボスは 相撲取り。アメリカを舞台にしてるのになぜかは知りませんが、「ドスコイドスコイ」と言いながら攻撃してきます。本物の相撲取りは こんな事言わないと思います。
次に２面のボスはアメリカらしく、プロレスラー。屈強な肉体に、モヒカンと逆モヒカンのペイントレスラー…とくれば判りますね。そうです、道路ウォリアーズです。プロレススターウォーズもびっくりですが、このボスの曲が「I AM MAN（声に出して読んでください）」というのも…
※ロードウォリアーズの入場曲はBlack Sabbathの「IRON MAN（声に出して読んでください）」という曲です。ちなみにそっくりの曲です。
３面は３人が肩車した曲芸野郎…という風に続きます（続き忘れました、すみません）。
そしてラスボスの 自称ノストラダムスの子孫、ブレードダムス。この名前じゃ 子孫はありえないとか思ってましたが、実際ノストラダムスの欠片も見えないボスです。背景に使われたノストラダムスが化けて出てこないか心配になります。
このボスの背景に書かれた絵はなぜかマヤ文明とかの絵…ようするにただの超常現象好きだったのではないでしょうか。もしかしたら被ってる仮面は石仮面では…？
時代考証？なんだそりゃあ
このゲームのバカさ具合がここまでで通じるか不安ですが、ご安心を。ちゃんと ミョーなところに凝っているというバカゲーのお約束を守ってくれています。
このゲームではステージクリアごとに「ニンジャ リュウケンデン」となぜか外人風の台詞がながれるのですが、その際に表示される１枚絵がまた変なんです。
１面：寿司を握ってもらうのをじっと待っている主人公ニンジャ。おそらく寿司バーと言うやつでしょうが、ニンジャが堂々と外食なんてしていいんでしょうか。
２面：電車で次のステージに移動するニンジャ。座席に腰掛け、新聞を読んでいるという趣向。ちなみに窓の外にはインディアンの姿が…。ゲーム中には一切インディアンは出てこないのに…。
３面：カジノで美女をはべらせてギャンブルを楽しむニンジャ。もちろん タキシードです。
４面：急流くだりを楽しむ（？）ニンジャ。
とまあ、時代考証の欠片も無いすばらしい一枚絵です。これほどの破壊力を持った１枚絵はなかなかありません。とても今や萌え萌えとか言ってパチスロ液晶を手がけているメーカーとは思えません（Rioは好きです、一応：笑）
コンティニュー画面も異常で、ファイナルファイトでは目の前にダイナマイトがあると言うものでしたが、恐らくそれはこのゲームのオマージュではないかと思われます。でもまだまだ甘い！このゲームのコンティニューは
回転のこぎりで胴体を真っ二つにされそうになる忍者です。
どうです、早くコンティニューしないと…という気になるでしょう（？）
さらにネームエントリーも異常で、ネームエントリーの画面に穴が開いており、 不気味な目がこちらを伺っているというもの。
さらにエンディングはさらに意味不明で、ラスボスを倒すと唐突に小船に乗ってTokyoに帰るというもの。太平洋を船頭と忍者が渡る姿はシュールを通り越しているように思いますが、Tokyoの割に五重塔や富士山が見えるという、ある意味このゲームを象徴したエンディングです。
ですが、最後に妙に豪華な玉座に主人公忍者がふんぞり返っているというのはもう意味不明でしょう。坂本九氏の名曲「上を向いて歩こう（海外名：スキヤキ）」風の曲が流れるというのも良くわかりませんが。
そうです、このゲームの曲はどれも名曲ぞろいなんです。作曲者が「メタル・ユーキ」氏の名のとおり、基本はメタルなので筆者的にはかなり気に入ってました。じっさい、サントラまで購入したんですが、パッケージ・ピクチャーレーベルすべてがファミコンの映像というところに、このゲームの扱いが垣間見えたものです。
このゲームやりたさにXBOX買うと言うのもどうかと思いますが、内容（特に表現）から考えるに、とても任天堂がゴーサインをだすとは思えない逸品です。テクモの暗黒史の序章として、歴史に残しときたいゲームなんですけどねえ（大きなお世話でしょうけど）。
※今回はファミコンから外れましたがいかがでしょうか？ファミコンでもまだまだネタあります。ご安心を（？）
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トラックバック（1）
ゲーセンで遊んだ記憶はありませんが、色んな意味でオモシロそうなゲームですね。
ちょっとやってみたいと思いましたｗ
それにしても、スシバーに飾ってある日の丸のバカさ加減には飛びましたねｗ
2009/5/8(金) 午前 10:12
このバカバカしさ全開の１枚絵を見るためにXboxを・・・という訳にもいきませんがこの手のゲームには非常に興味をそそられます。
バカゲー万歳ですよ。
それとですね、お知らせがあります。
バカバカしさでは引けをとらない落書きブログを始めました。
お絵かきリレーの時から相変わらずの下手な絵そのままにシュールな世界を描いていこうと思ってます。
名作からクソゲーまでに黄昏のゲーム横丁というリンクがありますので時間に余裕があれば遊びに来てくださいませ。
手前味噌な宣伝ですみません。
2009/5/9(土) 午後 9:30 [ sergeant ]
クラシカさん＞記事にもあるように、コントロール系統が特殊なものであるのが、導入させなかったと言うのは想像に難くないと思います。僕も１台しか実物を見たことがありません（笑）
「スシ」も良いんですが、やはり2面の一枚絵が…探してるんですけどね。
2009/5/10(日) 午前 0:24
sergeantさん＞いや、本気で欲しいと思い始めてます（笑）しばらくはファミコンのバカゲーで十分過ぎますけどね。
ゲーム横丁、行ってきました。セガ万歳！な感じですね。僕はメガドライバーでしたので、非常に楽しんでます。
2009/5/10(日) 午前 0:27
昔ゲーセンでプレイした事があるのですが、１回しかやらなかったので多分つまらなかったんでしょうが。
レバーもアサルトレバー使ってて何の意味があるんだか(^^;
僕もメタルユーキの曲は好きで、これは持ってませんが「雷牙」と「サンダークロス�供廚離汽鵐肇蕕呂△蠅泙后�
余談ですが、この後にテクモが出した「ワイルドファング」が結構好きでして、たまに稼動させてます^^
曲もメタルユーキで熱いですよ♪
2009/5/10(日) 午後 10:37 [ ムステイン ]
影響を受けて関連記事を書きましたｗ
TBさせていただきますので、よろしくお願いします。
2009/5/11(月) 午前 6:37
ムステインさん＞プレイ経験おありですか！まあ、この手のゲームは単調になりがちですからね。好き嫌いはあると思います。
他のゲームの音楽は知らないんですが、このサントラもかなり好きです（IamManから本家 IRONMANを聴くように…笑）
ワイルドファングを所有されているんですか！？このゲームに暗黒面をさらにプラスしてるんですよね。僕はオープニングデモの強烈さしか覚えてません（笑）、ぜひレビューお願いします！
2009/5/11(月) 午後 11:33
クラシカさん＞ありがとうございます！やっぱりファミコンでは無理でしょう。技術力はあっても任天堂様がお許しに…（笑）
2009/5/11(月) 午後 11:34
このゲームをゲームセンターで見たのがＦＣ版をプレイした後だったのでてっきりＦＣが先かと思っていました。
こっちが先だったとは、、、、、、
ゲーム自体は面白かったと思いますが、ＦＣ版経験後だったせいか主人公の移動速度の遅さに辟易しました（笑）
2009/5/12(火) 午前 11:39 [ そうてん ]
そうてんさん＞FCの爽快感を求めると、かなりもっさりしてますよね。しかし、やはりこのゲームの知名度は低いようですね（笑）
2009/5/13(水) 午前 9:19
アーケード版でも龍剣伝してますね〜。
というか、1枚絵のインパクトが凄すぎw
う〜ん、やってみたいけど、この為だけにXBOX購入はちょっと考えますねw
2009/5/16(土) 午後 5:57 [ 二条ジョウ ]
二条ジョウさん＞どうもこの製作チームの趣味が反映された結果のようです（笑）
画面写真があまり無くてインパクトが伝わらないですが、実際のゲーム画面もキテましたよ（笑）でもXBOXは買えないですよね。
2009/5/21(木) 午前 1:32