NHK東海のニュース 名古屋放送局
壁倒壊で解体会社専務ら起訴
３年前、岐阜市で解体工事中の工場の壁が道路側に倒れ、通りかかった女子高校生が死亡した事故で、岐阜地方検察庁は壁をワイヤーで固定しないまま残すなど安全対策を怠ったとして、工事を請け負った解体会社の専務ら２人を業務上過失致死の罪で起訴しました。
起訴されたのは解体工事を請け負った岐阜市にある「丸萬後藤興業」の専務、後藤宣弘被告（５２）ら２人です。
３年前の１０月、岐阜市で解体工事中の工場の壁が突然、道路側に倒れたまたま通りかかった高校２年生の川瀬友可里さん（当時１７）が下敷きになって死亡しました。この事故について岐阜地方検察庁は１４日道路側の壁をワイヤーで固定しないまま１枚だけ残すなど、安全対策を怠ったとして、後藤専務ら２人を業務上過失致死の罪で起訴しました。
社長については工事の作業計画を作成しなかったとして労働安全衛生法違反の罪で略式起訴しました。会社側は「責任者がいないのでコメントできない」と話しています。
03月14日 19時55分
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