アクセサリは X 形式で読み込み可能なファイルのことです。主にモデルを踊らせるステージや「割り当て」機能を使ってモデルに付与するモノとして使います。アクセサリはモデルと異なり、厳密にはボーンとモーフを保有していません(0.26.0 で擬似ボーン及び擬似モーフを自動的に追加する)。また、アクセサリによっては正しく描画出来ないことがあります。

1. アクセサリの読み込み方法

アクセサリの追加方法は6つあります。アクセサリを読み込むとウィンドウ左側の「場面」タブの「アクセサリ」にアクセサリの情報が追加されます。

  • 1. ツールバーの「モデル/モーション追加」でファイルの種類を「アクセサリファイル」にしてファイルを指定する
  • 2. ウィンドウ上部の「アクセサリを追加」からアクセサリのファイルを指定する
  • 3. メニューから「ファイル」の「アクセサリを追加」からアクセサリのファイルを指定する
  • 4. 右側の描画ウィンドウを右クリックし、「アクセサリ」からアクセサリのファイルを指定する
  • 5. アプリケーションのウィンドウにアクセサリのファイルに直接ドラッグ・アンド・ドロップする
  • 6. アプリケーションのアイコンにアクセサリのファイルを直接ドラッグ・アンド・ドロップする

0.20.0 から zip 形式のファイルの読み込みに対応しています。注意点として zip ひとつにつきひとつのアクセサリしか読みこむことが出来ません。そのため、複数のアクセサリがある場合は最初に見つかったアクセサリが読みこまれます。アプリケーションに zip ファイルをドラッグ・アンド・ドロップされた場合モデルとして扱われるため、zip をアクセサリとして追加したい場合は上3つの方法でおこなってください。

0.26.0 ではモデルと同等に扱われ、モデルと同じように自動的に追加されるボーンまたはモーフを操作することが可能です。自動的に追加されるボーン及びモーフは以下です。

1.1 タイムライン上に追加されるボーン

1.1.1 全ての親

アクセサリの位置または回転を決定します。これは 2.3 の位置と 2.4 の回転と機能的に同等です。

1.1.2 拡大率

アクセサリの拡大率を決定し、2.5 の拡大率と機能的に同等です。違いとしては個々の軸に値が独立しており、X/Y/Z 軸の値の平均が拡大率になります。

1.2 タイムライン上に追加されるモーフ

1.2.1 不透明度

アクセサリの不透明度を決定し、2.6 の不透明度と機能的に同等です。デフォルトでは 1.0 になっており、0.0 にすると完全に透明になります。

2. アクセサリの操作

アクセサリの操作はウィンドウ左側の「場面」タブの「アクセサリ」で行います。

2.1 アクセサリの選択と削除

一番上にアクセサリの一覧を示すプルダウンリストと「削除」ボタンがあります。「削除」はプルダウンで指定されたアクセサリを削除します。この処理は巻き戻すことが出来ません。

2.2 割り当て

アクセサリの割り当てはアクセサリの表示基準を設定します。モデルが読み込まれていない場合は地面のみ選択することが出来ます。モデルが読み込まれている場合は左側にモデルのプルダウンリスト、右側にその選択されたモデルのボーンのプルダウンリストが表示されます。

モデルとボーンを指定するとそのボーンを基準にアクセサリが動きを追従します。これはアクセサリをモデルの持ち物として扱う場合に利用します。

デフォルトは地面で、この場合アクセサリは不動となります。ステージ用のアクセサリで使います。

2.3 位置

アクセサリの相対位置を決定します。「割り当て」の位置に足す形で計算されます。デフォルトは (X=0.0, Y=0.0, Z=0.0) です。

2.4 回転

アクセサリの相対回転値を決定します。X/Y/Z 軸を基準に回転し、「割り当て」の回転に結合する形で計算されます。デフォルトは無回転 (X=0.0, Y=0.0, Z=0.0) です。

2.5 拡大率

アクセサリの拡大率を指定します。デフォルトは MMD と同じ 10 (=10.0) 倍です。

2.6 不透明度

アクセサリの不透明度を指定します。0.0 で完全に透明、1.0 で完全に不透明二することが出来ます。この値を指定する場合描画順の変更が必要になることがあります。デフォルトは完全に不透明 (=1.0) です。