セスペデス、家族と２年ぶりに再会　キューバからの亡命選手

　ヨエニス・セスペデス外野手（２７）は１０日、キューバから亡命した母親のミラネスさん（４５）ら親族１２人と、フロリダ州マイアミで久々の再会を果たした。１２日に球団公式サイトが報じた。この日チームに再合流したセスペデスは「本当に幸せだ。抱き合って泣き、１日中パーティーだった」と感激を語った。

　ミラネスさんはソフトボールの元キューバ代表投手で、２０００年のシドニー五輪にも出場。８０マイル（約１２９キロ）を計時する剛腕で、昨季は「毎日のようにスカイプ（インターネット電話）で打撃指導してくれた。母は第二の打撃コーチなんだ」とセスペデス。１１年夏に一足早く亡命し、大リーガーとしての道を歩み始めた息子を支えた。

　ア軍と４年契約を結んだセスペデスは昨季、中軸打者として打率２割９分２厘、２３本塁打、８２打点を記録。チームの地区優勝に大きく貢献した。家族が側で見守る２年目の今季は、さらなる飛躍が期待できそうだ。