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【プロ野球】

ノムさん 侍「ラッキーな勝ち方」

2013年3月14日 紙面から

 元楽天監督の野村克也氏(77)が13日、侍ジャパンをメッタ斬りした。東京都港区のシネマート六本木で、16日から公開の映画「ひまわりと子犬の7日間」のトークショーに出演。イベント後には、決勝トーナメントに進出したWBC日本代表へ向け、次々と厳しい言葉を並べた。

 「正直、イライラします」。WBCの話題を振られ、開口一番こう言った野村氏。苦戦が続いたここまでの戦いについて「1つ間違えばどうなったか分からない。決勝トーナメントへは、よく行ったなと思います」と語った。

 山本監督については辛辣(しんらつ)だった。「山本浩二は、特にパ・リーグの試合はあまり見ていないと思いますよ。機動力を使うというわりに、聖沢を(メンバーから)外した。聖沢、大島という両リーグの盗塁王を外している。言っていることとやっていることが違う」と、メンバー選考をチクリ。さらには「ラッキーという勝ち方であって名采配という勝ち方じゃない」「なんで(代表監督が)俺じゃないの」などと続けた。

 これは野村氏なりの、侍ジャパンへのエールなのか。楽天などで監督を務めていたときも、選手へ厳しい言葉を発しながら発奮させてきた。リップサービスも含まれているだろうが、かなりの激辛エールともいえる。

 そんな中、心配顔になったのは楽天時代の教え子である田中の話題になったとき。「マー君、どうしたんだろう。打たれるのは真っすぐ系ばかり。俺が言ったことを守ってほしい。真っすぐは慎重に、変化球は大胆に」。このときばかりは、アドバイスを送った。 (井上洋一)

 

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