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【プロ野球】

ブラ 古巣相手に場外へドカーン

2013年3月14日 紙面から

DeNA−中日 3回裏1死一塁、左越えに勝ち越し本塁打を放ちハイタッチするブランコ=横浜スタジアムで(中西祥子撮影)

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 同点の3回1死一塁、中日からDeNAに移籍したブランコが中日の先発・中田賢から左越えに勝ち越しとなる場外2ラン。本拠地・横浜スタジアム初本塁打で打線に火を付けた。

 「打ったのはスライダーかカーブ。前の打席で球種などを確認して狙っていた。結果が出てよかった」。ブランコがかすれた渋い声で喜んだ。推定距離140メートル弾は最上段の看板を越え、グッズショップ前の木の近くに落下し、それをファンが拾った。危険性を考慮した球団は、急きょ警備員2人を増員することを決めた。

 伝え聞いたブランコは「へっへっへ」と照れ笑い。日本語で「すいません」と笑わせた。「これから打つときは子どもに当たらないように気を付けます」とジョークで返した。「コンパクトに振って必ず30から40発は打ちます」と本塁打量産を約束した。

 ひと仕事やり遂げた充実感が漂った。「最高の気分。重圧もあってドキドキしていたけど楽しみでもあった」と古巣との戦いに気持ちは高ぶっていた。前日練習では約2時間、ハマスタの室内で打ち込み。打つポイントを探し続けた。

 「中途半端なところを見せたくない、意地を見せたいというのがあった。高木監督のコメントに刺激を受け“俺はやるぞ”というのを感じた」と中畑監督。高木監督の、ブランコは下り坂だという趣旨の発言へ、自らのバットで答えを出した主砲に目を細めた。「やられるよりやったほうがいい」とご満悦だった。 (後藤慎一)

 

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