■群馬県産イノシシ11件で基準値超え
2013年3月11日、厚生労働省が発表した「食品中の放射性物質の検査結果について(第597報)」により、
栃木県で捕獲された
イノシシから1キログラム当たり最大で
570ベクレルの
放射性セシウムが検出されたことが判明した。
食品の放射線物質検査について※基準値超過(11件)
No.704、705、706、707、709、710、711、712、713、714、719:栃木県産イノシシ肉
(Cs:110~570 Bq/kg)
今回の検査で一気に11件の検出となった。
捕獲場所は栃木県那賀川町、益子町などである。
■野生鳥獣汚染は拡散か?
今年に入り福島県では5万ベクレルを超える放射性セシウムで汚染されたイノシシが捕獲されている。
イノシシ放射性セシウム汚染TOP31位:南相馬市(2013年02月22日捕獲)5万6,000ベクレル
2位:南相馬市(2013年02月22日捕獲)4万ベクレル
3位:いわき市(2012年10月29日捕獲)3万3,000ベクレル
今回、栃木県で捕獲されたイノシシはこれらの高濃度汚染の個体に比べればかなり低い汚染水準ではある。
イノシシが餌とするキノコの放射性セシウム汚染は栃木県でも高水準になっている。
福島県でも放射性セシウム汚染の記録が更新されたのは今年に入ってからである。
生体濃縮による野生鳥獣への影響は、福島県以外でも悪化してくる可能性があるのではないだろうか。
【
naka773】

食品中の放射性物質の検査結果について(第597報)|報道発表資料|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002x2ok.html栃木県/イノシシの保護管理
http://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/eco/shizenkankyou/