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2012年6月16日20時26分
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大飯原発再稼働を決定 政権、福井知事の同意受け

写真:再稼働が決まった関係閣僚会合後、会見する枝野幸男経産相=16日午後、首相官邸、福留庸友撮影拡大再稼働が決まった関係閣僚会合後、会見する枝野幸男経産相=16日午後、首相官邸、福留庸友撮影

 野田政権は16日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を正式に決めた。関電は再稼働の作業を始め、早ければ3号機が7月8日、4号機が7月24日にフル出力に達する見通しだ。昨年の東京電力福島第一原発事故を受け、国内の原発は定期検査ですべて停止していたが、再稼働へと踏み出した。

 野田佳彦首相は16日午前に西川一誠福井県知事と会談し、西川知事が「関西の皆さまの生活と産業の安定に資するため、同意する決意を伝えたい」と表明した。続いて関係閣僚会合が開かれ、野田首相は「再稼働することを政府の最終的判断とする」と述べ、正式に再稼働を宣言した。

 西川知事は会談で、原発への国民の理解を深めること、廃炉や使用済み核燃料の対策を進めることなど8項目を要望した。これに対し、同席した枝野幸男経済産業相は「日本全体の電力の3割を担う原発を止めては立ち行かない。原発は重要な電源だ」と答えた。平野博文文部科学相は、知事が地震・津波対策として求めている日本海側の海底断層調査を2013年度に始めることを約束した。

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