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新法王誕生 母国は喜びに沸く
3月14日 12時8分

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新しいローマ法王を選ぶためにバチカンで行われていた「コンクラーベ」で、南米・アルゼンチン出身の枢機卿がローマ法王に選ばれ、地元、アルゼンチンは喜びに沸いています。

「コンクラーベ」が行われていたバチカンでは、日本時間の14日午前3時すぎ、礼拝堂の煙突から法王が選出されたことを示す白い煙が上がり、アルゼンチン出身のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿が第266代のローマ法王に選ばれ、フランシスコ1世と名乗ると発表されました。
南米出身の法王はバチカン史上初めてで、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスの大聖堂には大勢の信者や市民が集まり、国旗を振ったり国歌を歌ったりして地元から法王が選ばれた喜びに沸いていました。
男性信者の1人は「アルゼンチン出身の法王が誕生したこの時代に生きていることが信じられない」と話していました。また、アルゼンチンのフェルナンデス大統領は声明を発表し、「正義や平等、それに人類の平和への探求など、法王の両肩には非常に重い責任がのしかかっているが、法王がカトリック教会を統率していくことを望んでいる」と期待を示しました。
また、世界で最もカトリック信者が多い南米のブラジルでも喜びの声が多く聞かれ、50代の女性は「ブラジルとアルゼンチンは兄弟のような国で、その国から法王が誕生したことをとてもうれしく思います」と話していました。

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