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降伏比の上限規定|降伏点又は耐力の上限規定|塑性域での溶接性能の確保
板厚方向の性能の確保公称断面性能の確保| |2次設計(塑性設計)

  想定外の外力(巨大地震等)が作用した場合にも、建築物が崩壊するまでに構造物が吸収するエネルギーを可能な限り大きくする必要があります。
したがって、2次設計で想定した崩壊形式と実際の性状を、可能な限り一致させる必要があります。
   
  (例)
 



まず、梁の端部で塑性化を先行させます。(塑性ヒンジを仮定します。)
最終的に、1階柱脚、R階柱頭に塑性ヒンジが形成されて崩壊に至ります。
巨大地震等に、この崩壊型を担保する為に、柱、梁に使用する材料の降伏点強度の上限を規定する必要があります。
梁の降伏点強度が高すぎると、設計意図に相反して中間階の柱が 梁端部に先行して塑性化する確率が高まります。
   
 
巨大地震を受けた時の塑性ヒンジ発生モデル