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2013年3月13日(水) 19:05 |
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井笠鉄道債権者説明 見通し立たず
2012年10月、35億円近くに上る負債を抱えバス事業を終了した、笠岡市の井笠鉄道の初めての、債権者集会が岡山市北区で開かれました。 その中で、まだ債務返済の見通しは立たない現状が、明らかになりました。
債権者集会は、岡山地方裁判所が開いたもので、給料や退職金が未払いになっている、井笠鉄道の元従業員や債権を持つ企業などから、30人ほどが出席しました。 集会は非公開で行われ、井笠鉄道の関藤篤志元社長も出席しましたが、債権者によると会社側から発言はなく、破産管財人の松井健二弁護士から、会社の現状説明などが行われたということです。 インタ松井笠岡市を中心に、路線バス事業を行っていた井笠鉄道は、2012年10月、経営不振から事業を終了し、両備グループの井笠バスカンパニーが後を引き継ぎましたが、負債総額は35億円近くにのぼり、現在破産手続きが行われています。 説明会では、元従業員の退職金など労働債権を優先的に支払うこと、一般債権者への返済はほぼ見込めないことなどが報告されましたが、元従業員が質問をしてもいつ、いくらぐらい返済されるかなど具体的な返答はなかったということです。 井笠鉄道は、バス路線のあった自治体などに債務返済のための、補助金を申請していて、破産管財人は、次の集会までに返済方針を明らかにしたいと話しています。
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