寸評 |
ジャンプ黄金時代を支えたサッカー漫画の元祖といった作品。サッカー少年大空翼の夢は、日本のワールドカップ優勝。だが、当時出場すらしたことのないW杯の優勝は、まさに絵空事。でも、Jrユース大会では、イタリア、アルゼンチン、フランス、西ドイツを敗って優勝しゃうんだな。漫画だからいいけど。だってメンバー的にもすごい。決勝戦を例にとると、FWに日向(東邦)、新田(大友)の2トップ。MFに翼(南葛)、岬(フランス)、佐野(比良戸)、沢田(東邦)。DFに石崎(南葛)、早田(東一中)、次藤(比良戸)で、松山(ふらの)がスイーパー。GKに若林(ハンブルグ)。リザーブにも若島津(東邦)、立花兄弟(花輪)、三杉(武蔵)など超豪華。と、知らない人にはなんのこっちゃって感じか。基本的な流れは「強敵→勝利→友情」の無限ループ。少年誌のスポーツ漫画だけあって、女子マネージャーとの淡い恋を折り込むなど類型的。ってか、ふつー。でもいいよ、ふつーな学校生活。おれもしたかったね。 |