NHKの藤井彩子アナウンサー(43)と落語家の古今亭菊之丞(40)が結婚することが13日、分かった。近く婚姻届を提出する予定で、3月中に都内のマンションで新しい生活をスタートさせる。藤井アナは昨年1月に離婚、菊之丞も離婚経験があり、ともに再婚。挙式や披露宴は行わないという。2人は昨年5月から交際をスタート。交際期間10か月でのゴールインとなった。菊之丞は12日に芸術選奨文部科学大臣新人賞の受賞が発表されたばかりで、ダブルのおめでたとなった。
「おはよう日本」「あさイチ」などNHKを代表する番組に出演し、現在はラジオ「すっぴん!」(月~金曜・前8時)で“朝の顔”を務める藤井アナと、落語界のホープ・菊之丞が結婚する。
関係者によると、2人が出会ったのはNHK BSで放送されていた「お好み寄席」。藤井アナは10年から進行役を務めており、そこに菊之丞が出演したのがきっかけ。
しばらく友人関係が続いたが、昨年5月に久々に再会。食事などを重ねるうちに交際に発展したという。昨年末に、菊之丞から「一緒に暮らしませんか」とプロポーズの言葉があり、結婚に至ったようだ。
菊之丞は06年に一般女性と結婚したが、その後離婚。藤井アナは03年に担当番組だった「おはよう日本」のディレクターと結婚。だが、勤務時間帯の違いなどですれ違いの生活が続き、昨年1月に離婚している。
ともに再婚同士。すでに、互いの親や関係者には報告を済ませており、近く婚姻届を提出する予定。3月中には都内のマンションで新しい生活をスタートさせるという。
菊之丞は随一の古典落語の担い手として知られる。03年に異例の1人真打ち昇進。歌舞伎役者のような風貌と巧みな話芸で、男女問わず幅広い世代から人気を誇る。昨年10月に行った「古今亭菊之丞独演会」が評価され、12日に文化庁が発表した芸術選奨の大衆芸能部門で、文部科学大臣新人賞を受賞した。
菊之丞は11日から新宿・末広亭で中席夜の部でトリを務めており、14日も出演予定。藤井アナも同日にレギュラー番組「すっぴん!」に出演する。2人の口から生報告がありそうだ。
◆藤井 彩子(ふじい・あやこ)1969年8月23日、東京都生まれ。43歳。青山学院大文学部を卒業後、93年にNHK入局。99年夏の甲子園で、同局の女子アナとして初めてラジオの全国放送の実況を担当した。これまで「NHKニュース10」「おはよう日本」などに出演。11年から1年間「あさイチ」でリポーターを担当。12年4月からラジオ第1「すっぴん!」でナビゲーターを務める。血液型A。
◆古今亭菊之丞(ここんてい・きくのじょう)本名・小川亮太郎。1972年10月7日、東京・渋谷生まれ。40歳。高校卒業後、91年に古今亭円菊に入門。94年、二ツ目昇進。2002年、NHK新人演芸大賞(落語部門)の大賞を受賞。03年、真打ち昇進。10年、自叙伝「こういう了見」を出版。13年、芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)を受賞。得意演目は「代り目」「酢豆腐」「明烏」など。血液型A。
[2013/3/14-09:05 スポーツ報知]