【WBC】村田が長野に緊急アドバイス
2013年03月14日 11時00分
巨人・村田修一内野手(32)が「悩める侍」に緊急アドバイスだ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝トーナメントに向けて渡米した侍ジャパンにあって、極度の不振に陥っていたのが、チームメートであり日大の後輩でもある長野だ。12日のオランダ戦では2回一死満塁から走者一掃の二塁打を放つなど5打数2安打5打点で復調の兆しは見せたが、1次ラウンドからの成績は17打数4安打で2割3分5厘。決戦の地でスタメン出場できるかどうかは微妙だ。
そんな状況もあって、村田への報道陣の質問は長野の話題に集中。「各球団の中軸が集まっていて、誰かがベンチになるわけだから『俺が俺が』ではダメ。ベンチでやる役割もある」と一応は“模範解答”を提示したが、同じバットマンとして後輩の打撃不振を見過ごすことはしなかった。
村田は「実際に(長野の)打撃を見ていないが、自分のストライクゾーンで打つしかない。外角の見極めに困っている? 全部が全部、そこに行くことはないわけだから、とにかく自分のゾーンにきた球をしっかり振っていくことですよ」。
「自分のストライクゾーン」は村田自身が大事にしているキーワードでもある。横浜(現DeNA)時代、当時の田代打撃コーチ(現楽天打撃コーチ)から教わったのが「とにかく打ち込んで自分のストライクゾーンを見つけること」。球界屈指の長距離砲へと成長できたのも、それを実践してきたからだった。
WBCでは外角のストライクゾーンが広いとされているが、そういった“目先”にとらわれず、自分の懐に入ってきた獲物は逃さない「万全の姿勢」をつくっておくことこそ大事――が、村田からのアドバイス。果たして背番号34に届くか。
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