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渥美清さんと戦艦「大和」
ーテンの寅さんこと渥美清さんが出ているのを、こんどはじめて知った。
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しかも、結構、重要な役回りである。
この映画は、紫電改の松山航空隊(343空)を描いたもので、加山雄三さんが演じる滝大尉は、菅野直大尉がモデル。
菅野大尉は、第一次神風特別攻撃隊の関大尉とおなじ201空にいて、特攻隊編成時は内地に飛行機をとりに帰っていて、指揮官に選ばれなかった人。
で選ばれたのが新参の戦闘機にのったことがない艦爆出身の関大尉。
そこいらに軍の「思惑」を指摘する人もいる。
「滝大尉」のネーミングは、ちばてつやさんの「紫電改のタカ」の影響だろうと思う。
さて、映画はフィリピンから、ラバウルから、硫黄島から集められた歴戦の戦闘機乗りが、最新鋭の紫電改にのって、制空権を回復するというお話である。
そのなかに戦艦「大和」にほれた渥美清さんがでてくる。
彼は、うれしさのあまり「大和」上空で宙返りし、靴を艦橋におとしてしまう。
その大和が沖縄特攻に出かけるとき、同僚の隊員に
「おれの女房をもらってくれ。3日しかいっしょにいなかった新品だ」
というあたりは、フーテンの寅さんしか知らない人がみたら驚くだろう。
全体として(^_^)をとる役回りだから、
フーテンの寅さんを彷彿させるところもあるが、なんといっても大和とともに沖縄に突っ込むところはジンと来た。
これは史実にはなく、フィクションなのだが、
司令の
「大和を見送って来い。その代わり0800には何があっても引き返せ」
という指示にもとづいて、松山空の紫電改部隊は、戦艦大和直掩につく。
約束の0800。
滝大尉は、帰還を命じ、松山に向かおうとする。
が、まず、列機から渥美機が離れ、大和へ向かう。
また一機、もう一機。
そして滝大尉と同じ指揮官の一人である
夏木陽介演じる指揮官機も、副官に指揮を譲って大和に向かう。
引き返してきた4機の紫電改に大和艦長は、
感謝を表明し、
「せっかくだから、氏名、出身、部隊名を名乗れ」
といい、
一機、一機が大和舷側を飛んで名乗る…。
いや、渥美清さんがこんな役回りをやっていたとは
新発見である(^_^)
結局、この映画は、B29迎撃にむかった滝大尉が、
B29に特攻をかけてエンド。
そのときに
「日本の空から出て行け」
と叫んで…。
ほかにもなつかしい出演者がいて楽しめた。
ちなみに実在の菅野直大尉は、8月1日、九州南方海上で謎の失踪をとげる。
紫電改は、幡多のおとなり愛媛県愛南町の南レク城辺公園に日本国内で現存する唯一の実機として保存・展示されている。
なんどかそばまで行ったが見たことがない。
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