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新ローマ法王にベルゴリオ氏 フランチェスコ1世名乗る 中南米から初選出

 世界約12億人のカトリック信者の頂点に立つ新たなローマ法王を決める枢機卿らによる選挙(コンクラーベ)は13日、第266代法王にアルゼンチンの首都ブエノスアイレス大司教のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿(76)を選んだ。新法王は「フランチェスコ1世」を名乗る。12日の選挙開始以来、5回目の投票で決着した。

 世界のカトリック教徒の4割が住むとされる中南米から初の選出。厳格な規律で知られる修道会、イエズス会出身の初の法王でもある。前法王ベネディクト16世と同様の保守路線を継承するとみられる。

 新法王は聖職者による性的虐待などのスキャンダルに揺れるカトリック教会の信頼回復という大きな課題に取り組む。

 ローマ法王は約450年にわたりイタリア人が選出された後、1978年にポーランド出身のヨハネ・パウロ2世が誕生。ドイツ出身の前法王が続き、今回でイタリア人以外の法王の流れが定着しつつある。

 新法王は13日夜、バチカンのサンピエトロ広場に詰め掛けた信者を前に「私の兄弟である枢機卿たちは世界の果てまで(新法王を)探しに行ったようだ。私のために祈って下さい」とあいさつした。

 コンクラーベは、2月末にベネディクト16世が退位したことに伴い実施された。バチカンのシスティーナ礼拝堂に選挙権を持つ80歳未満の枢機卿115人が集まり、12日から投票を行ってきた。(共同)

[ 2013年3月14日 07:24 ]

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