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津波でがれき漂着 カナダに見舞い金
3月14日 10時48分

東日本大震災による津波で海に流れ出したがれきが、北アメリカの沿岸に漂着している問題で、日本政府は、アメリカに続いてカナダにも見舞い金としておよそ9600万円を提供することになりました。

東日本大震災による津波で海に流出したがれきのうち、およそ150万トンが太平洋を漂流しているとみられ、一部が北アメリカの太平洋沿岸に漂着しています。
海を漂流するがれきの処理費用を巡って、日本政府は、アメリカとカナダに漂着したがれきの処理費用の一部を支援することを決めていました。
このうちカナダ政府との協議がまとまり、13日、西海岸のバンクーバーで、地元の日本総領事館の岡田総領事とカナダのケント環境相が、日本が見舞い金としてアメリカドルで100万ドル(日本円にしておよそ9600万円)をカナダ政府に提供することを正式に発表しました。
見舞い金は、アメリカにも500万ドルがすでに提供されています。カナダの西海岸には、震災の津波により流れ出した宮城県からのオートバイが漂着したほか、日本からとみられる発泡スチロールや漁業用の浮きなどが見つかっていて、地元では今後、漂着物が増えるおそれがあるとして警戒を続けています。
提供される見舞い金は、カナダ政府と州政府が協議して、がれきの処理費用などに使われることになっています。
            

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