'13/3/13
仏壇通りを祭りでPR 広島
仏具店が集まる広島市中区の仏壇通りに今春、新たに祭りが生まれる。通りの活性化グループが開く「広島仏だん通り祭」。地域の歴史に触れるイベントや僧侶による法話会などの催しを、4月8日の「花まつり」=釈迦(しゃか)誕生日=に合わせて開催する。
4月5日午後5時半からは通りのバーで「法話会とミニコンサート」。広島青年僧侶春秋会の僧侶の法話と、バイオリン奏者らによる仏教讃歌(さんか)などの演奏を聴く。お酒を交えての懇親会もある。
6日午後1時からは「西国街道徒歩巡りツアー」。通りが旧西国街道でもあったことから、郷土史家の案内で付近の街道を歩く。仏壇店での金箔(きんぱく)貼りなどの体験・見学会も。
1〜6日には、飲食店などを含む73の協賛店が、花まつりに飲む甘茶を来店者に無料サービス。通りでは8日まで仏像に甘茶を掛ける仏事や、明治以降の街並みの写真を集めた展示会もある。
主催する広島仏だん通り活性化委員会の西原幸二会長(64)は「楽しみながら、仏教や通りに関心を持ってもらう行事になれば」と期待している。法話会と街道ツアーは有料で要予約(定員各40人)。久保田さん=電話082(241)4110。
【写真説明】「広島仏だん通り祭」が開かれる広島市中区の仏壇通り