'13/3/13
広島空港ビルが中期計画
広島県が出資する第三セクター広島空港ビルディング(三原市)は、2016年度までの5年間の中期経営計画をまとめた。ターミナルビルのレストランゾーンを一新。ミュージアム機能を備える。最終年度までに年350万人以上の利用を目標に掲げた。
10月に開港20年を迎えターミナルビルなどの改修が迫る中、JRとの競合や岩国錦帯橋空港(岩国市)の開港など競争が激化する状況を踏まえた。施設の充実やにぎわいづくりで、より便利で快適にする。年264万人(12年度見込み)の旅客者を300万人に、旅客者以外の利用者を15万人(同)から50万人に伸ばすとした。
具体策として、ラウンジやレストランゾーンをリニューアル。航空をテーマにした資料などを展示するミュージアムの設置も検討する。
これまで県に任せていた新規路線開拓について、専門部門を設けて航空会社へのセールスを強める。コンサートなどイベントの定期開催などにも力を入れるという。
【写真説明】リニューアルが検討されているターミナルビルのレストランゾーン