東日本大震災への対応
2011年3月11日に東北地方を襲った東日本大震災と津波。
1995年の阪神・淡路大震災で、神戸市内の本社ビルが倒壊する被害を受け、全国の皆さまから数多くのご支援をいただいた経験を持つネスレ日本グループでは、社員の安全、企業の社会的責任、事業の継続(高品質で安全な製品の提供)を3つの柱として、一日も早い復興に貢献するべく、食品飲料企業としてできることに、社員一人ひとりが取り組みました。今後も被災地の復興に向けて貢献してまいります。
社員の安全
危機管理体制
ネスレ日本グループでは、震災発生直後、役員をメンバーとするクライシスマネジメントコミッティーを立ち上げ、被災地域の社員と家族のケア、および、製品供給の確保を優先事項として必要なアクションをとりました。また、ビジネス復旧に加えて、社員の勤務地移動計画、避難計画などを策定し、早急な対応を行いました。
携帯電話を活用した社内の"緊急時コミュニケーション・ツール"により、地震発生の当日中には、安否確認を終え、社員に人的被害がない旨が全社員へ迅速に伝えられました。
企業の社会的責任
食糧支援
ミネラルウォーター、コーヒー・チョコレート製品、栄養補助食品、ペットフードなど合わせて約4万2,000ケースを食料支援物資として被災地へ提供するとともに、宮城県石巻市や南三陸町など、水道が復旧していない地域へは、2011年7月上旬まで定期的にミネラルウォーターを送りました。
また、小中学校への給食支援として、宮城県石巻市、東松島市内の小中学校と給食センター合計7カ所に成長期に必要な栄養をバランスよく補給できる栄養補助食品リソース・ジュニア約63,200食分を提供しました。
(写真左)石巻市内の小学校での給食風景(写真中)ミネラルウォーターアローヘッド(写真右)避難所へ届けられたキットカット
義援金
日本のみならず世界のネスレ全体に義援金を募り、それと同額を会社からの義援金とするマッチング・ギフトを行い、総額約4,000万円を、ネスレがパートナーシップを結ぶ国際赤十字・赤新月社連盟を通じて被災者の皆さまにお送りしました。これらの支援に対して、感謝の意を表する手紙が国際赤十字・赤新月社連盟のゲレタ事務総長からネスレスイス本社CEOポール・ブルケへ寄せられました。
採用の拡大
被災され、2011年度入社の内定を取り消された方々、並びに2012年度新卒者を対象に「東北募集枠」を設定し、約10名を募集。また、2011年度中途採用(弊社製造工場における製造関連業務)について、通常の募集地域を拡大し、東北の被災地域の皆さまを対象に約10名の「東北募集枠」を設定しました。この募集枠によって採用となった6名が現在ネスレメンバーとして働いています。
製品での応援
キットカット裏面のメッセージ欄に書かれたそれぞれの想い。力強い筆跡や、細やかな筆跡。どのメッセージにも「東北のみなさんに届けたい」という気持ちがあふれていました。
「神戸から東北へ」応援の想いを届けたキットカット
2011年5月、阪神・淡路大震災を経験した神戸の人々が応援の想いを書き込んだ5万個のキットカットが、東北の被災地の皆さまに届けられました。また、1製品あたり10円が寄付される仕組みのキットカットずんだ風味により集まった寄付金1,200万円を、日本赤十字社へ寄付しました。
ネスカフェで元気に!プロジェクト
「ネスカフェで元気に!プロジェクト」
2011年8月に被災者の方々への支援のため、全国5カ所の「カフェ ネスカフェ」などでチャリティーサンプリングイベントを実施。5会場で配ったアイスラテの数は合計約2,000杯。イベント会場での募金額に会社からの支援金を加えた1,000万円を宮城県に寄付しました。
「ネスカフェ エコ&システムパックで東北を応援!」キャンペーン
ネスカフェ エコ&システムパック
2012年3~4月中に販売した詰め替え用ソリュブル(インスタント)ネスカフェ エコ&システムパックコーヒー1本につき10円を東日本大震災の被災地の支援資金とし、その支援活動のアイデアを全国の方から募集するという東北応援のキャンペーンを、凸版印刷株式会社と共同で実施しました。
HANA荘-「希望のゼミ 学習室」
ネスレの関連企業である日本ロレアル株式会社が地域の皆さまの交流を図るために石巻市に建設したコミュニティカフェ「HANA荘」では、集う方々がくつろぎのコーヒータイムを楽しんでいただけるようネスカフェ バリスタをはじめとするコーヒー製品やなどをご提供しています。また、被災地の中・高校生の学習や受験を無償でサポートするNPO法人フローレンスによる「希望のゼミ 学習室」プロジェクトが、この「HANA荘」でも2012年3月から毎土曜日に開校されており、日本ロレアル株式会社とともに支援しています。
三陸鉄道「キット、ずっと号」と「キット、ずっとプロジェクト」実行委員会メンバー
三陸鉄道を支援する「キット、ずっとプロジェクト」出発進行!
「キット、願いかなう。」をブランドコンセプトとする
キットカットは、東日本大震災で甚大な被害を受けた三陸鉄道(岩手県)の復興を支援する「キット、ずっとプロジェクト」を2012年3月より開始しました。また、1袋あたり20円の寄付ができるキットカットミニ ワールドバラエティを発売。Facebookを通じて世界中から集まった応援メッセージや地元の方々のメッセージで彩られた「キット、ずっと号」車両や駅舎が2012年4月から登場しました。
ステークホルダーの声
三陸鉄道は、地元住民の足であり貴重な観光財産でしたが、東日本大震災により線路や駅舎を失い、現在も一部区間のみでの運行を強いられています。この「キット、ずっとプロジェクト」で三陸鉄道の存在と魅力を世界に向けて発信することで、三陸鉄道の復興、また観光客の方々がまたここを訪れてくれることを目指したいと思います。3月からの「キット、ずっと号」の運行、列車と駅舎の装飾や公開イベントなどで、地元の人や旅をする人の笑顔も増えてきました。キット、キット東北は笑顔になります。2014年の全線運行再開をご期待ください。
三陸鉄道株式会社
代表取締役社長 望月正彦
高品質で安全な製品の提供(事業の継続)
製品の安全性と品質の確保を強化するために、2011年3月末より、国内製造品すべてを対象に放射能検査を製品出荷時の検査必須項目に追加しました。また、全国の事業所での放射線モニターを開始し、現在も継続しています。
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栄養
「ヘルシーキッズ プログラム」で鬼ごっこを楽しむ子どもたち
ネスレ ヘルシーキッズ プログラム
子どもたちが生涯にわたる栄養や健康なライフスタイルの価値を十分に理解するための最良のツールは教育であるとネスレは考えています。世界中の学齢期の子どもたちの、栄養・健康・ウエルネスに関する知識の向上を目指して、ネスレは2009年より栄養教育プログラム「ヘルシーキッズプログラム」をスタートさせました。日本でも、小学校低学年を対象とした「からだづくり」支援プログラムを開始しており、2011年度は、全国約1,200校、約12万人の児童にこのプログラムの教材を提供しました。プログラムは、からだと食べ物の関係を学ぶ「栄養プログラム」と、鬼ごっこでからだを動かす楽しさを経験する「運動プログラム」で構成されています。2012年度には、内容をさらに充実させ、小学校高学年にも対応できるようにプログラムを発展させています。また、ネスレの工場がある地域の小学生や社員の親子を対象に「ヘルシーキッズプログラム」イベントも開催しています。
ステークホルダーの声
子どもたちの現状と未来食育が学校教育にも取り入れられますが、教育の場にこのようなプログラムを組み入れることは可能でしょう。児童心理学や脳科学でも、鬼ごっこのような群れ遊びは、12 歳ぐらいまでに経験しないと"大人"になれない重要な遊びですが、最近ではこの鬼ごっこなどをする子どもがめっきり減りました。食の面でも幼年期に親や家族と一緒に食卓を囲むことが減り、マナーを身につけ、コミュニケーション能力を育む機会が失われてきました。心身ともの栄養、人間としてのあり方など最良の教育の場の活用方法を、大人もしっかり考えていかなければなりません。"食卓こそ学校"なのです。スタートしたばかりの食育と運動からなるこの独自のプログラムが、実を結ぶよう願ってやみません。
一般社団法人ニュートリション運動推進会議・子どもの健康づくり委員会委員
(学)服部学園理事長 内閣府「食育推進会議」
「食育推進基本計画検討会」委員
服部 幸應
出張料理教室「ネスレウエルネスキッチン」
食育活動
ネスレでは楽しみながら、すぐに役立つ栄養情報や食生活の楽しいヒントをご提供する出張料理教室「ネスレウエルネスキッチン」を開催しています。食生活で皆さまの関心が高い、カロリー、カルシウム、脂質、野菜の4つの栄養・健康に関わるテーマでの食育講座とネスレ製品で作るヘルシーメニューをセットでご紹介する料理教室と、コーヒーの豆知識やそのおいしい飲み方やアレンジの楽しみ方をご提案するコーヒー教室の2コースを揃えており、2011年には、全国で180教室を開催、参加者総数は6,500人を超えました。
また、社員向け栄養・健康教育として2007年から世界一斉に開始した「NQ ニュートリショントレーニング」では、2010年末時点で全世界で約14万5千人が受講を終え、日本でも全社員への研修を完了しています。継続的に、新しく入社した社員向けに研修を行っているほか、種々のツールで社員の栄養知識向上を図っています。
世界統一の栄養基盤
現在、ネスレは世界中で10,000種類以上の製品を扱っており、1日に販売されるネスレ製品数は全世界で約10億個にも上ります。これらの幅広い種類の製品が、安全で健全な食品であることをチェックするため、ネスレはカテゴリーごとに、摂取を減らすべき栄養素の上限や不足しがちな栄養素の下限のルール化などを盛り込んだ独自の栄養プロファイリング基準を設けています。これらの基準を満たす製品が、「ネスレ栄養基盤」を持つとされており、日本でこの栄養基盤を持つ製品は全製品の約96%に達しています。2011年に消費者庁からガイドラインが出されたトランス脂肪酸については、
ネスレでは1999年に製品に含まれる量についての厳格な方針を定め、これを反映した栄養プロファイリング基準を導入して製品改良に取り組んできました。
グッドデザイン賞を受賞
栄養補助食品の分野で
ヘルスサイエンス事業では、患者さまやヘルスケアに関わる専門家のさまざまなニーズに応える栄養補助食品を提供しています。代表的なブランドに、ベッドなどで同じ姿勢でいることが多い方向けのアイソカル、小児からご高齢の方まで状況に応じた栄養補給のできるリソース、集中的な栄養管理が必要な場合のペプタメンがあります。これらは、現在、全国約8,000の医療機関や高齢者施設に提供されるとともに、コールセンターやウェブサイト「ネスレ ヘルスサイエンス ハートフルケア プログラム」を通じて、栄養ケアに関するさまざまな情報提供と製品の通信販売を行っています。
また、MNA(ミニ・ニュートリショナル・アセスメント)の啓蒙普及にも取り組んでいます。MNAは、高齢者の低栄養リスクの有無を、簡便かつ精度良く評価できるツールで1994年にスイスで開発され、現在では20を超える言語に翻訳されて多くの国々で活用されています。日本でもその有用性が高く評価され、日本静脈経腸栄養学会をはじめとする20を超える医学会や、全国で年間約80回も実施されている協賛セミナーを通じて紹介を行っています。
実際に東日本大震災の際の避難所でも活用されたように、特別な装置や専門家に頼らず、どのような場所でも一定の栄養スクリーニングができるという特徴から、MNAは2011年度の「グッドデザイン賞」を受賞しました。
コミュニケーション
ネスレ ミロの製品パッケージに表示している「ネスレ・ニュートリショナル・コンパス」
<パッケージで>
消費者の皆さまに十分な知識を得たうえで製品を選択していただけるよう、ネスレでは、現在ほぼすべての製品パッケージに、「ネスレ・ニュートリショナル・コンパス」という情報欄を設け、栄養成分表や製品の栄養や健康についての特長などを表示しています。
また、世界をリードするコーヒーブランド ネスカフェでは、コーヒーにポリフェノールが多く含まれていること、日本人が摂取しているポリフェノールの最大の摂取源がネスカフェであることを伝えるため、ネスカフェ製品のパッケージに「コーヒーポリフェノールアイコン」をつけています。エネルギー(カロリー)を気にされる消費者に、エネルギーと上手に付き合い、健康的な生活をしていただくため、エネルギー量と、その栄養素等表示基準値(1日の目安の2,100キロカロリー)に対する割合をコンパクトに表示した「カロリーガイド表示」も製品パッケージに記載しています。
想いやりレシピTV
<ウェブサイトで>
ネスレのウェブサイトでは皆さまのウエルネスを応援する「ネスレ ココロとカラダのバランスマガジン」を発行し、栄養に関する知識を簡単に楽しく学べる食育ゲームをはじめ、ココロとカラダの健康に役立つ情報を提供しています。「マギーレシピサイト」では、脂質・塩分などにネスレ独自の栄養基準を設定し、すべてのレシピがその基準値内に抑えられるようにしており、野菜量、カルシウム、鉄分がたっぷりのレシピにはアイコンをつけ、分かりやすくウエルネスレシピとして紹介。また、「ネスレ キッズチャレンジ」では、子ども向けの「キッズタウン」と、保護者向けの「ママパパタウン」の両ページで、健康や食育に役立つ情報を提供しています。
栄養・健康・ウエルネス企業を目指すネスレ社員自身が、「オイシイ想いやりであなたの気持ちを伝えよう」をテーマに、大切な誰かのために、簡単でヘルシー、そして美味しい料理の作り方を本社キッチンからお届けする動画サイト「想いやりレシピTV」を新たに2011年より開始しています。
<スマートフォンで>
2009年6月から提供を開始したスマートフォン向けのレシピアプリ「ネスレ バランスレシピ」では、栄養の専門知識を持つ「食のプロ」が監修した約1,700件のレシピや、体重・摂取エネルギーの管理機能など、栄養・健康についての適切な情報をお届けしています。新たに、音声認識によるページスクロール機能やiPad向け体重コントロールアプリの提供を開始するなど、継続的に開発・改良を行った結果、スマートフォンおよびタブレット向けアプリを合わせて、累計150万を超すダウンロード数を記録しています。
<公開講座で>
コーヒーに多く含まれるポリフェノールに関する最新の知見を広くお伝えするため、2011年5月にお茶の水女子大学で開催された日本栄養・食糧学会で、ネスレ日本(株)協賛「コーヒーポリフェノールと健康」と題する市民公開講座を開講しました。
フォーラムで講演をされるお茶の水女子大学大学院の近藤和雄教授
「食と生命のサイエンス・フォーラム」
パンフレット
ネスレの研究開発ネットワーク
ネスレは、約5,200人を擁する私的機関としては世界最大の栄養研究のネットワークを有し、中心的存在であるスイスの「ネスレリサーチセンター」に加え、世界28カ所に研究開発センターを持っています。
2009年、東京大学構内に健康と栄養の基礎研究を目的とした「ネスレリサーチ東京」が、「ネスレリサーチセンター(スイス)」の日本の拠点として開設されました。「食と生命」を切り口とした共同研究を立ち上げ、「コーヒーと健康」、「ヘルシー・エイジング(健康的な加齢)」、「メタボリックシンドローム」や「機能性食品」など健康と栄養に関するさまざまなテーマに取り組んでいます。
2011年11月にはネスレリサーチ東京と東京大学寄付講座「食と生命」共同主催による「食と生命のサイエンス・フォーラム~コーヒーと糖尿病についての最新知見~」を開催しました。近年世界の2 型糖尿病患者が急速に増え続けその予防に多くの関心が集まる中、本フォーラムでは最先端の研究者によりコーヒー摂取と糖尿病についての最新の研究成果が紹介されました。
日本での栄養科学の発展に寄与することを目的に1993年に設立されたネスレ科学振興会は、2005年から「ネスレ栄養科学会議」へとその名を変え、引き続き若手研究者への助成、研究成果の報告会や公開講演会の開催ならびに学会などへの協賛を行っています。
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ネスレの人材
ダイナミックなチームづくりへ
2011年度は、さまざまな個性が切磋琢磨するダイナミックなチーム作りを目指し、選考時期・方法を学生が選べ、何度でも挑戦できる新しい通年採用選考プロセス「ネスレパスコース」を導入しました。全8項目のエントリー項目から2項目を選択しエントリーするか、または通年で募集している「通年インターンシップ」に参加することにより「ネスレパス」を付与された学生は、社員参加型研修「ネスレチャレンジプログラム」に希望の時期に参加でき、その後、面談を経て採用が決定されます。
また、2012年3月からはアソシエイト(内定者)の主体的なキャリア形成を支援する「ネスレ アソシエイト制度」を導入しました。全世界の社員向けに導入しているキャリア形成プランを共有するPDG(Progress & Development Guide)制度を基盤としたこの新制度により、アソシエイトが"ネスレ流"の育成に触れ、学生生活をより充実したものにできるよう支援します。
また、ネスレ日本の新しいビジネスモデル確立に社員が参画することを目指し、2011年より「ネスレ日本イノベーションアワード」を開始しました。アイデアを出し、選択し、徹底的にやり抜くという社員の起業家精神を応援することによって企業競争力を高めていくのが狙いです。優れた成果には、報奨金やネスレスイス本社訪問旅行などさまざまな形での表彰が行われます。
ダイバーシティ@ネスレ日本グループ
2009年に担当マネジャーの任命、ワークショップの展開などダイバーシティ促進のための企業風土の整備を進め、「営業部門」、「製造部門」、「女性とリーダーシップ」の3重点分野でのタスクフォースを立ち上げました。また、同年、今後10年間のネスレ日本 ジェンダーダイバーシティ・ビジョンを決定し、2020年までに全社の正社員に占める女性比率を2009年時点の2倍に設定しました。
2010年からは、社員に対し、経験豊かな役員・管理職らが月2回の電話・面談を中心に継続的な育成支援を行うキャリア形成支援プログラム「メンタリングプログラム」を開始しています。
〈ワークライフハーモニーを支援〉
子育てや介護などのライフイベントと仕事の両立を支援するため、産前休暇、育児休業、介護休業対象者に1回の申請につき最長6カ月の在宅勤務を認める制度を設けました。また、育児支援としては、男女ともに、育児休業を最大10日間有給化し、2011年には34名の男性社員が育児休業制度を利用しました。
「ねすれっこ・はうす」でお弁当を食べる子どもたち
〈事業所内保育園「ねすれっこ・はうす」〉
女性のキャリア継続や男性の育児参加を促し「社員が長く働ける環境」を整えるため、2012年4月に、霞ヶ浦工場(茨城県)に事業所内保育園「ねすれっこ・はうす」を開設しました。工場に勤務する社員の多くがシフト制で働いており、開いていない保育園が多い早朝7時からのシフト勤務時にも子どもを預けられるように朝6:30から開園しています。
ステークホルダーの声
事業所内保育では、その社のご意向に沿った運営ができます。そのため、社員の方がお迎えの時間を気にしながらではなく、安心して働くことができます。また微熱などで通常の保育園では預からない場合も対応しますし、保育園から保護者の方にお迎え要請をすることもありません。今後、企業が優秀な人材を確保し活用していくためには、事業所内保育施設の役割が重要になっていくと思われます。信頼され満足度の高い運営を心掛けていきます。
「ねすれっこ・はうす」の運営を委託
株式会社 日本福祉総合研究所代表取締役
安永 愛香
メンタルヘルス研修
「栄養・健康・ウエルネス企業」への転換を目指すネスレでは、「ウエルネス」への第一歩として、社員の心の健康(メンタルヘルス)を支援するため、全社員に対する「メンタルヘルスセルフケア研修」を2010年より実施しています。この研修によって、社員がメンタルヘルスについての理解を深め、自らそれを維持・管理できるようになることを目的としています。
安全衛生管理・CAREプログラム
労働安全衛生マネジメントシステム(OHSAS 18001)を日本のネスレの3工場で取得済です。連続無事故日数(休業災害が発生しない連続日数)をイントラネットに掲示し、各職場での安全に対する意識向上を呼びかけています。また人事、公正な業務、安全衛生、環境の4分野でのネスレ独自の第三者監査プログラムCARE(ケア)が2007年からネスレ日本グループの全事業所で実施されています。
コンプライアンス研修
コンプライアンス研修
「ネスレ考働規範」に基づき、法令のみならず「ネスレの経営に関する諸原則」の順守を社員に徹底するために、コンプライアンス研修を行っています。新入社員、3年目・5年目社員、新任係長・課長、に加え、2012年からは部長にも対象を拡大し、公正で誠実な事業活動の確固たる基礎を築いています。
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