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生活習慣病

[ニュース関連情報]

75年当時が最も健康的=食事メニュー再現、マウス実験―内臓脂肪抑制・東北大など

 日本の家庭の標準的な1週間の食事メニューを1960年から15年おきに再現して凍結乾燥し、マウスに与え続けたところ、75年当時の食事が最も内臓脂肪を蓄積しにくく、糖尿病のリスクが低いことが分かった。東北大と岡山県立大の研究チームが実験した成果で、24日から仙台市で開かれる日本農芸化学会で発表する。(時事通信)
[記事全文]

農学研究科・農学部各分野 - 都築毅准教授も。東北大学大学院農学研究科・農学部

◆変わった日本人の食生活
食生活の変化(1910年代以降の品目別純食料・たんぱく質供給量) - 社会実情データ図録
こんなに変わっています日本人の食生活 - 農林水産省
食生活の変化 −この100 年−(PDFファイル) - 大阪ガス

※ここより下は、メディア関係者と読者が作るガイドコンテンツです。   表示方法: 標準全部

生活習慣病とは

食事や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が深く関与して発症する疾患の総称。以前は「成人病」と呼ばれていたが、成人であっても生活習慣の改善により予防できることから、1996年に厚生省(当時)が「生活習慣病」と改称することを提唱。日本人の三大死因であるがん、脳血管疾患、心疾患、および脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などはいずれも生活習慣病である。
糖尿病日本人の多くは体質的に糖尿病になりやすい遺伝子をもっている
脳卒中心臓病と脳卒中をあわせて、循環器病と呼んでいる
心臓病心臓弁膜症
高脂血症高脂血症はそれ自体、自覚があるわけではない
高血圧高血圧というのは、血圧が高いという1つの症状
肥満摂取したカロリーが消費するカロリーを上回っていれば、その分は脂肪として身体に蓄積され、それが続くと肥満という結果を生む
厚生労働省、国立循環器病センター「循環器病情報サービス」

現状

厚生労働省の平成19年 国民健康・栄養調査結果によると、糖尿病が強く疑われる人は約890万人。糖尿病の可能性が否定できない人は約1,320万人、合わせて約2,210万人と推定された。また、40〜74歳でみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者または予備群と考えられる。

原因

農林水産省の「我が国の食生活の現状と食育の推進について」(PDFファイル)によると、(1)栄養バランスの崩れ(2)食料消費を巡る社会情勢の変化(3)食の外部化・簡素化の進展、などの食料消費構造の変化を上げ、特に、朝食の欠食などの食習慣の乱れや必要以上のダイエットなどの不健全な食生活が健康を損なう原因の1つとなるとして解説。

予防法

厚生労働省のサイト「生活習慣病予防(健康づくり)特集」では、(1)運動施策の推進、(2)栄養・食育対策の推進、(3)たばこ対策を予防策として紹介している。

主な疾患について

三大生活習慣病

「がん」「脳卒中」「心臓病」の3つを指し、日本人の死因の約6割を占めている。生活習慣の乱れや喫煙、運動不足、ストレスなどが主な原因として上げられる(healthクリック)。

脳卒中

予防法

脳卒中を予防するには、タバコを吸わない、適度に運動をする、血圧を適切に保つなど、他の生活習慣病と同様の対策が有効となる。また、週1回魚を食べることも予防に有効。冬場の入浴は、湯船内の水圧の影響、さらに入浴中の体温上昇に伴う発汗による脱水により、血圧や血液組成の変化が起きて、脳卒中が起きやすいので注意する。All About「療養食・予防食」ガイド記事「脳卒中から身を守る6つの掟」(2007年9月12日)

痙縮(けいしゅく)の治療

脳卒中後に、筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくくなったり、勝手に動いてしまう運動障害。主な治療法は、内服薬、ボツリヌス療法、神経ブロック注射、外科的療法など。All About「健康・医療」ガイド記事「脳卒中後などの「痙縮」治療に新たな選択肢」(2010年12月20日)

糖尿病

「1型糖尿病」、「2型糖尿病」など、いくつかの種類がある。「2型糖尿病」は食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多く、日本の糖尿病の95%以上はこのタイプ。「1型糖尿病」は子どものうちに始まることが多く、いくつかの遺伝子と環境要因が複雑に結びついた結果、発症すると考えられている。(厚生労働省「糖尿病ホームページへようこそ」、Dr.インスリンの1型糖尿病教室「1型糖尿病とは?」より)。

ケトアシドーシス(DKA)

合併症の1つ。自覚症状が出るまでは一般に24時間以内と言われているが、インスリンポンプの故障の場合は6〜12時間と短いことがある。All About「糖尿病」ガイド記事「糖尿病ケトアシドーシス(DKA)の原因・初期症状」(2010年8月23日)

インクレチン関連薬

インスリン分泌を促すホルモンであるインクレチンを利用した糖尿病治療薬が、近年使われ始めている。All About「糖尿病」ガイド記事「糖尿病新薬・インクレチン関連薬の効果・副作用・評判」(2011年5月31日)

治療・対策情報

高血圧

日本人の血圧

高血圧と塩分

高血圧の人は「健康のために塩分を制限しましょう」、と指導されることが多いが、そう簡単には血圧は下がらない。しかし、塩分制限によって血圧が下がらなかったとしても、得られるメリットは大きい。All About「50代からの健康法」ガイド記事「3人に1人が高血圧に! 「塩分」を考える」(2008年8月1日)

DASH食

「Dietary Approaches to Stop Hypertension」の略で、アメリカで研究され、高血圧改善に成果を上げている「高血圧を防止するための食事」。具体的には、野菜や果物、木の実、豆、魚、全粒粉のパンなどを多くとり、牛肉や豚肉、甘い菓子やソフトドリンクを控えることで、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、たんぱく質を多く摂取できる食事のこと。欧米型の食事にありがちな高脂肪、高カロリーな食事を、低脂肪、低カロリーな食事に変える意味もある。All About「食と健康」ガイド記事「高血圧を防ぐDASH食って?」(2007年1月23日)

治療法

高血圧の治療には、食塩摂取量を制限する、バランスのよい食事を心がける、減量する、運動を取り入れる、アルコールを制限するなど、生活習慣の見直しが大切な第1段階。第2段階として、血圧を下げる薬を服用する。(All About「生活習慣病」ガイド記事「高血圧症の改善法・治療法」(2010年5月25日))

降圧剤

血圧を下げる降圧剤を使用している場合は、特定の薬や食べ物がその効果に影響を与えるので注意する。
All About「生活習慣病」ガイド記事「降圧剤の効果に影響を及ぼす薬・食べ物」(2011年3月18日)

食生活から防ぐ生活習慣病

欧米のような肥満からくる生活習慣病に悩む国々は、エネルギーの半分近くを肉類の脂肪からとっている。血中のコレステロールや脂肪が増えすぎると動脈硬化を招きやすい。日本型食生活で主食となっている米は、(1)血糖値が上がりにくい(穀類を粉にして作るパンやパスタは消化吸収が良く、血糖値が上がりやすい)、(2)低カロリー(塩分や油で調理せず、そのままごはんとして食べられる)、(3)ごはんに味がついていないため、どんな食材とも合うなどの特徴が挙げられる。(All About「日本人の長寿の秘訣 命のコメ」(2006年6月22日))

トランス脂肪酸

健康に悪影響を及ぼす可能性があるトランス脂肪酸のとりすぎについて注意が行われており、一部の国や海外の都市では、飽和脂肪酸及びトランス脂肪酸について、加工食品の栄養表示項目への追加や、トランス脂肪酸の食品中の含有量の上限値の設定等が行われている。

偏った食生活には留意

マーガリンなどに含まれ、過剰に摂取すると心筋梗塞などの発症リスクが高まるとされるトランス脂肪酸について、内閣府食品安全委員会の専門調査会は、2012年2月、「通常の食生活では健康への影響は小さい」などとする評価書をまとめた。ただし、偏った食事で脂肪を多く取っている人は留意する必要があるとも指摘している(ウォール・ストリート・ジャーナル) 。
トランス脂肪酸とは
分子構造の二重結合の一部がトランス型になった脂肪酸を、トランス脂肪酸と呼ぶ。トランス脂肪酸を多く摂取すると、体内で善玉コレステロールが減り、悪玉コレステロールが増えると言われる。海外では使用禁止にする国が増えてきている(All About「米KFCが使用を止めるトランス脂肪酸とは」)。

消費者庁の表示指針

2011年2月21日消費者庁は、トランス脂肪酸について、食品事業者が任意で含有量を表示する際の指針をまとめた。
All About「食と健康」ガイド記事「お菓子好きの女子は注意! トランス脂肪酸を含む食品」(2011年2月23日)

調査データ

痛風

痛風は、足の親指の付け根の関節が腫れ、激痛を伴う発作的な症状が現れる疾病。関節の症状だけでなく、内臓障害も進行する可能性も。尿酸の濃度が高くなると、尿酸塩の結晶が関節に沈着し、身体の防護機構を担う白血球が尿酸塩に反応する時に発作が起こる。尿酸は、塩基性物質のプリン体から産生。プリン体は7―8割が体内で作られ、食品からの摂取は2―3割。生活指導として、食事療法やアルコール摂取制限があるが、食材中のプリン体の量を計算するのは難しい。食材の量からプリン体の合計量を算定するツールが医療関係者や患者らから求められている。

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