NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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北九州へ最後のがれき搬出

震災で発生した石巻市のがれきの一部は、去年９月から北九州市に搬出され処理されていましたが、１３日、最後の搬出作業が行われました。
石巻市では東日本大震災でおよそ３９０万トンの津波堆積物を含むがれきが発生しこのうち、受け入れを表明した北九州市に去年９月から燃やすことができる一部のがれきが搬出され、処理されています。
１３日は、石巻市の処理施設で、北九州市へ向けた最後のがれきがコンテナに積み込まれました。
そして、コンテナの周りの放射線量を測定して、基準を下回っていることが確認されると、北九州市への船が出る仙台市の港に向けて出発しました。
北九州市へのがれきの搬出は、２万２０００トンあまりにのぼりました。
北九州市でのがれきの処理をめぐっては、当初は、来年３月まで処理を委託する予定でしたが、宮城県ががれきの処理量を見直したところ、当初の見込みより減り、県内での処理のメドが立ったとして委託期間を１年間、前倒ししていました。
宮城県震災廃棄物対策課石巻事務所は、「北九州市が受け入れてくれたことで、心強く思いました。その後も全国的な受け入れの協力も得られ大変感謝している」と話していました。

03月13日　18時50分

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