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強風の成田空港で「風じん」観測
3月13日 15時11分

強風の成田空港で「風じん」観測
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成田航空地方気象台によりますと13日は朝から風が強まり、地表にある砂やちりが巻き上げられる「風じん」と呼ばれる現象が観測され、見通しの悪い状態が続いています。

気象台によりますと、成田空港は南西から強い風が吹くときに「風じん」が起こりやすく、13日は朝から南西の強い風が吹き、午前8時すぎから、風じんが観測されました。昼すぎにかけて風じんの高さは、100メートル以上になり、視界が2キロ前後と見通しの悪い状態が続いています。
風じんは、今月10日に東京の都心などで空が暗くなり、視界が悪くなった「煙霧」と呼ばれる現象と同じ地表のちりや砂が巻き上げられて見られる現象です。
気象庁天気相談所によりますと、風じんは、地表のちりや砂が巻き上げられている場所で視界が悪くなる現象で、煙霧は巻き上げられたちりや砂が空気中にただよって視界が悪くなる現象だということです。

空の便欠航相次ぐ

成田空港事務所などによりますと、成田空港では午後8時現在で54便が行き先を羽田空港など、ほかの空港に変更し、機材繰りの影響などで国内線と国際線合わせて38便が欠航を決めました。
グアムに旅行に行く予定だった20歳の女性は「欠航して、あす朝の便に変わったので、ホテルを取ろうとしましたがいっぱいでした。困りました」と話していました。
到着便に遅れが出ているため、成田空港会社は滑走路の運用時間を午後11時から14日午前1時まで延長する措置を取りました。

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