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(朝鮮日報日本語版) ソウル市、ぼったくり被害の外国人に弁償!?

朝鮮日報日本語版 3月13日(水)7時49分配信

 「韓国人だったんですか。日本人かと思いました。すぐ言ってくださいよ。そしたら遠回りしなかったのに」

 Aさんは最近、タクシー運転手からこう言われた。Aさんは日本の友人と共に釜山行きの韓国高速鉄道(KTX)に乗るため竜山からソウル駅に向かうところだった。余裕を持って出発したが、列車の出発時刻が近づいているのにタクシーはソウル駅周辺をぐるぐる回っていた。いぶかしげな表情を見せたところ、運転手は「どうしましたか。料金がタカイ(日本語で)って?」と言った。韓国語で答えると運転手は驚き、わざと遠回りしていた事実を認めた。

 今月6日には、外国人観光客を相手にぼったくり営業をしてきた違法タクシーの運転手約20人が警察に摘発された。シンガポールからの観光客3人を相手に、ソウル駅から仁川空港まで26万ウォン(約2万3000円)を受け取っていたケースもあった。

 しかし今後は、ソウルで外国人観光客がぼったくり被害に遭った場合、被害金額を補償してもらえるようになる。ソウル市が外国人観光客に対し被害金額補償の案を推進しているためだ。市は12日、このような内容の「公共責任補償制」を今年6月に導入すると発表した。まだ補償対象や基準、支給方法などは決まっていない。

 補償金はソウル市観光協会、旅行協会、韓国訪問の年委員会などと共に基金として用意することが検討されている。韓国観光公社や苦情受け付け窓口の茶山コールセンター(局番なしの120番)で受理される外国人ぼったくり被害申告は年間150件前後だ。

 同市のパク・チンヨン観光政策課長は「外国人観光客の被害補償は『ここまでしてでもぼったくりを根絶したい』というソウル市の意思表明だ」と話した。

最終更新:3月13日(水)8時56分

朝鮮日報日本語版

 

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