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2013.03.13 22:30

ライフハッカー編集部さま

Macを買って数年たちますが、買い替えをせず、もう少し長く使いたいと思っています。ところが、周りのみんながMacではアップグレードができないと言います。本当でしょうか？　どんなアップグレードならできるのでしょうか？

Zoo Lionより

Zoo Lionさん

Macはアップグレードが難しいので有名です。とはいえ、不可能ではありません。たとえiMacに最高級グラフィックカードを入れるなどは無理だったとしても、Macをスピードアップする方法は他にあります。

ハードドライブをSSDにアップグレードする

ハードドライブのSSDへの交換は最も効果的なアップグレードです。ハードドライブが速くなれば、ソフトウェアやOSの起動も速くなります。MacBook Airは初めから搭載していますが、それ以外の機種もSSDへのアップグレードが可能です。

MacBook ProにSSDをインストールするのはとても簡単です。自分で光学ドライブをSSDに換装すればいいだけ。パフォーマンスの向上は劇的です。ほとんどのMacBookやMacBook Proは、SSDへのアップグレードが可能です。

ただし、iMacは事情が異なります。古いiMacをSSDに交換するのは不可能ではありませんが、ディスプレイのガラスを取り外すのが大変です。特別な器具も必要。モデルによってやり方が違うので、自分のiMacがSSDへ交換可能か、難易度はどれくらいかを、修理サイト「iFixIt」のiMacのページで確認してください。SSDの選び方については、こちらのガイドも参考に。

メモリ（RAM）をアップグレードする

メモリの増設は簡単にできるアップグレードです。とはいえ、動画編集をしたり、バーチャルマシンを動かしたりしない限り、メモリは4GBもあれば十分です。

Macへのメモリ追加はとっても簡単。数分もあればできます。Appleがマシンごとのメモリ最大搭載量を公表していますが、機種によってはそれ以上のメモリを積むことも可能。例えば、2010年発売のMacBookは、1066MHzのRAMを8GBまで増設できます。Apple公表の最大搭載量を超えてメモリを積むときは、iFixItのユーザーフォーラムで、ほかの人の実績をチェックするのがよいでしょう。
Photo by roens

そのほかMacの性能アップのためにできること

Macでは、一般的なアップグレードができないのは確かです。Appleがアップグレードよりもデザインを優先しているからでしょう。ですが、ほかにもMacの性能アップのためにできることはあります。

クリーンアップする：何年も使っていればラップトップPCはかなり汚れます。Macbookの内と外をクリーンアップすれば、パフォーマンスも少しは改善されます。

他のオペレーシングシステムをインストールする：OS Xが気に入らないなら、LinuxやWindows、または両方をインストールするのもあり。古いMacに別のオペレーシングシステムを入れれば、ハードウエアの能力をさらに引き出せる可能性があります。OS Xが好きなら、OSをダウングレード、例えばSnow Leopardにすれば、パフォーマンスが向上するかもしれません。

本体以外のハードウェアをアップグレードする：マシンの使いやすさは本体だけでは決まりません。マウスやキーボードを入れ替えるだけで劇的に変わることも。音質を高めるには外付けスピーカーがおススメです。

ソフトウェアを選ぶ：Macの問題点の1つは、4～5年もするとAppleがサポートをやめてしまうことです。現在のOSもいずれサポートが終了してしまいます。しかし、悲観する必要はありません。Photoshop 「CS4」など古いソフトウエアほどたいてい安く手に入ります。また旧OSをサポートしているアプリも意外なほど多くあります。不満だらけのMac標準アプリを別のアプリで置き換えるのもいいでしょう。

ハッキントッシュは別として、MacはWindowsPCのように簡単にはアップグレードできません。とはいっても、何もできないわけではありません。少しの工夫で思いのほか長く使えるものですよ。幸運を祈ります。

ライフハッカーより。

Thorin Klosowski（原文／訳：伊藤貴之）
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