先日、「確率は１００万分の１」と言われる

小児甲状腺がんが、確定しただけでも３人、

最大で１０人になるという話をしました。

既に検査はしており、あとは最終的な判定を

待つのみですが、約８割の確率で「がん」だと

考えられています。つまり、確率通りに行くなら、

９人は「小児甲状腺がん」だというわけです。

これは非常に深刻な事態だ！

いくら精度の高い検査をしていると言っても、

チェルノブイリでは、まだ１年目、２年目では、

こんなに甲状腺がんになる子供は多くなかった。

つまり、福島は、とんでもなく深刻な健康被害が

出てしまう可能性があるということです。

先日、「原発事故こども被災者支援法」の

具体的施策を求める院内集会が行われました。

ここで弁護士から、こんな指摘がありました。

確定診断３名、疑いがある方が７名ですが、

全員細胞診でクロだという判定が出ており、

１０人は、ほとんど「甲状腺がん」である。

甲状腺がんが判明したのは、平成２３年度の

３万８０００人の中で、Ｂ判定１８６人の中から

１０人ということになる。

平成２４年度の検査でＢ判定になったのは、

５４８人いる。当然、２次検査をしたはずだが、

それらについては、一切公表されていない。

平成２３年度から１０人の甲状腺がんならば、

１８６分の１０。つまり、１８人に１人が「がん」。

これを平成２４年度の５４８名に当てはめると、

約３０名が小児甲状腺がんという戦慄すべき

事態になっている。

福島県立医大が、Ｂ判定は、さらに約２００人

追加されるだろうと言っているから、７４８人だ。

そうすると、約４０人が小児甲状腺がんである

可能性がある。

チェルノブイリでは、最初の１年、２年目は、

数人単位だった。だが、福島は１年、２年目で

約５０人の小児甲状腺がんが出ていたとすると、

これは恐ろしい数だ。

しかも、ヨウ素が大量に流れた「いわき市」は、

まだ検査が実施されておらず、平成２５年度に

やっとわかる始末。検査体制を整えるべきだ。

この状況、わかります？

僕は約２年にわたって、こうならないことを祈り、

再三再四にわたる安全野郎からの攻撃にも耐え、

それでも、少しでも命が助かればいいと思って、

皆さんに訴え続けてきました。

「今から対策しても手遅れだ！」という人は

いるかもしれないけれど、せめてできることは

やってほしいというのが、僕の願いです。

いまだ安全野郎は、「Ａ２判定はニキビ」と言い、

「もともと甲状腺がんは見つかるんだ！」という

メルヘン新論を展開し、「社会の不安を煽るな！

カルト！カルト！」とホザいていますけれども、

現実の世界では、僕たちの想像以上に、地獄と

化す可能性が出てきてしまっているのです！

関東も検査が必要です。

もちろん、確率は福島よりも低いことでしょう。

しかし、子供の数が福島とはケタ違いですから、

東京でも甲状腺がんの子供が見つかる可能性は

ゼロではありません。皆さんに気づいてほしい！

子供を病気にしてはいけません！

病気になったとしても、なるべく早く

治してあげないと手遅れになっては

いけないのです！

確かに、不安になるような話かもしれません。

だけど、現実に起こってしまうと、どんなに不安に

なろうとも、そこから逃げることはできなくなります。

まだ、「かもしれない」の方がマシなんです。

いつになったら、平成２４年度の検査結果を

公表してもらえるのか。山下俊一が辞めるまでは

無理かもしれませんが、一刻も早く公表すべきで、

僕たちは、この結果をしっかり受け止め、行動に

移し替えなければなりません。

どうか気づいてくださいませ！

今日は、下ネタも一切ない、真面目な話でしたが、

皆さんにセシウム検査結果をお知らせいたします。

今回、検査をした商品は、こちらです。

パスコの「超熟」です。

奥様からのリクエストが非常に多かった商品。

安全だと分かっていながら、安全を確認したい。

そんな心理だと思いますが、一応、やりました。

結果は・・・！！

「不検出」。

具体的に数値を見てみることにしましょう。

もともと心配の要らない商品なんですが。

（※クリックすると、拡大できます。）

セシウム１３４の測定下限値が１．５ベクレル。

セシウム１３７の測定下限値が１．３ベクレル。

合計で２．８ベクレルの検査になりましたが、

結果は「不検出」です。

（※クリックすると、拡大できます。）

ここまでが、去年のデータでございます。

明日以降、公開されるスペクトルは、一段と

パワーアップしたものになるかと思いますので、

どうぞご期待くださいませ。