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当たり損ねフライがなぜかホームラン 巨人元エース桑田が「ドームラン」認めた?

J-CASTニュース 3月13日(水)19時44分配信

 元巨人軍エースの桑田真澄さん(44)が、打ち損じたはずの打球がなぜかホームランになってしまう現象、いわゆる「ドームラン」の存在を認めた、としてネットは騒然となっている。

 東京ドームで行われるプロ野球・巨人戦では巨人に有利な風が吹く、という「都市伝説」は1988年に東京ドームが完成した頃からあり、「ユーチューブ」にはその検証動画が多数アップされてきた。今回はそれが本当だった、とネットでは受け取っているのだ。

■「巨人が攻撃する時は追い風になる」??

 東京ドームでの試合では、「巨人の選手がバッターボックスに立つと、外野フライと思われた打球がなぜか落下地点でフワッと浮いてスタンドインした」とか、「当たり損ねなのにも関わらず球速が落ちずにスタンドインとなる」といったうわさがあり、野球ファンの語り草になっていた。これは「ドームラン」と呼ばれ、東京ドームを造るにあたりモデルとした米ミネアポリスの「メトロドーム」でもともとあった現象とされている。

 風船を空気で膨らませるようにドームが出来ているため、当然空調操作が必要なわけで、他球団の選手たちは「自分たちの攻撃と守備では風が変わる」「巨人が攻撃する時は追い風になる」などと証言しているとし、掲示板「2ちゃんねる」では巨人は風で打球を操作しているから「空調ドームラン」などと呼んでいる人もいる。

 2013年3月12日に東京ドームで行われたWBC2次ラウンド決勝で日本がオランダを10―6下し1位通過を決めた。大活躍したのが主将、巨人の阿部慎之助選手で、二回には1イニング2本の本塁打を放ち、一挙8得点を挙げ勝利を確実にする原動力となった。

 この二本の本塁打だが、一本目はバットの芯にボールを捉え振り抜いてライトスタンドにぶち込んだ。ただ、二本目は体が泳ぎ気味になり、手でやっとボールを運んだような感じだった。オランダの選手は外野フライだと思い構えていたが、ボールはフラフラと飛び続け、ライトスタンドぎりぎりに入った。

 テレビ中継の解説者をつとめた桑田さんは、感想をアナウンサーから聞かれると、興奮気味にこうまくし立てた。

  「もう、ホームランの打ち方を知っていますね。東京ドームはどうしたらホームランになるかをよく分かってますね(笑い)。さすがですね。角度を出すんですよね、角度を出せば入るというのをつかんでいますよ」

 そしてこう続けた。

  「ホームランというか『ドームラン』ってよくいうんですよね」

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最終更新:3月13日(水)19時44分

J-CASTニュース

 

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