魚類学会「アユモドキを守って」 京都の球技場計画見直しを要請国の天然記念物の淡水魚「アユモドキ」の生態系に悪影響が出る可能性があるとして、日本魚類学会などは12日、京都府亀岡市のアユモドキの生息地で予定されている球技スタジアム建設の見直しを求める要望書を京都府に提出した。 学会などによると、アユモドキはドジョウ科の日本固有種。亀岡市のほか、岡山県の2カ所にのみ生息が確認されており、環境省が絶滅危惧種に指定している。 京都府はJR亀岡駅北側にある水田12・8ヘクタールに、2016年度の完成を目指し、2万5千人規模の球技専用スタジアムの建設を計画。学会の細谷和海近畿大教授によると、予定地はアユモドキの主な産卵場所。 【共同通信】
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