穏やかな陽気の下、外来魚釣りを楽しむ参加者たち=彦根市内で
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県主催の琵琶湖の外来魚駆除を目的とした釣り大会が九日、彦根市の彦根旧港湾付近で開かれた。
晴天に恵まれ、家族連れら二百四十九人が参加。琵琶湖に生息する希少種のニゴロブナやホンモロコなどの稚魚を食べるブラックバスやブルーギルなどの外来魚計五三・七キロを釣り上げた。
東近江市から家族や友達と一緒に訪れ、体長二〇センチのブラックバスを釣り上げた能登川東小三年の森野稜偉君(9つ)は「かかったときは手にものすごい震動が伝わってきた」とうれしそうに話した。
外来魚は水温が低い冬には活動しないとされるが、彦根旧港湾付近はほかの地域に比べて水温が高く、県によると今年も多くの外来魚の活動が確認されている。湖の環境保全にと県は本年度、三回の外来魚釣り大会を実施。今回を含め計二五九・二キロの外来魚を駆除した。魚粉に加工、県内の農家に配る。
(曽田晋太郎)
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