パソコン内に作成した「仮想マシン」と呼ばれる仮想コンピューターを利用し、児童ポルノをファイル共有ソフトで不特定多数が閲覧できるように所持したとして、京都府警は13日、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列目的所持)の疑いで、横浜市南区永田東2のIT関連会社社員小沢正幸容疑者(35)を逮捕した。
府警少年課によると、仮想マシンは、パスワード設定が可能で、すべてのフォルダが画像データとして保存されるため、パソコンを調べても問題のファイルを見つけにくい。
小沢容疑者は仮想マシンの中でファイル共有ソフト「シェア」を使用し、不特定多数の閲覧を可能とした。小沢容疑者のパソコンからは児童ポルノ画像ファイル18個を含む約1万個のわいせつ画像などが入ったファイルが見つかった。
逮捕容疑は2月26日、自宅のパソコンに少女のわいせつな画像ファイル3個をファイル共有ソフトで不特定多数が閲覧できるように所持したとしている。小沢容疑者は黙秘している。