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カラーコンタクト 医師の指導を受けて
3月7日 20時52分

カラーコンタクト 医師の指導を受けて
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カラーコンタクトレンズを着けていて目の不調を訴えた患者のうち80%は眼科を受診せずにレンズを購入し、定期的な検査も受けていないことが分かり、専門の学会は、医師の指導を受けて使ってほしいと呼びかけています。

この調査は、日本コンタクトレンズ学会が全国の眼科診療所などを対象に行い、97施設から回答がありました。その結果、カラーコンタクトレンズを着けていて目の不調を訴えた患者は、去年9月までの3か月間で大阪や愛知、東京など大都市を中心に395人いました。
症状は、角膜の表面に傷が付いて見えにくくなった人が37%と最も多く、続いて結膜炎が22%、充血が18%などとなっていました。また、およそ3%の患者が、後遺症で視力が低下するおそれがあると診断されていました。
さらに、眼科を受診せずに通信販売やディスカウント店などでレンズを購入したとする患者と定期的な検査を受けていないとする患者は、いずれも全体の80%に上っていました。
コンタクトレンズは、色付きのものも含め厚生労働省の許可があれば販売できることになっていますが、学会は、目の健康を守るため医師の指導を受けて使ってほしいと呼びかけています。
日本コンタクトレンズ学会の渡邉潔理事は「カラーレンズの中には質が悪いものがあるほか、レンズを入れると目が充血しやすい人もいる。購入には医師の処方箋の提出を義務づけるなど対策が必要だ」と話しています。

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