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越善氏、無投票5選/東通村長選
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任期満了に伴い12日に告示された東通村長選は、無所属で現職の越善靖夫氏(71)以外に届け出がなく、越善氏が無投票で5選を果たした。無投票は同氏が再選した2001年以来12年ぶり。
立候補の届け出が締め切られた同日午後5時すぎ、同村白糠前田の選挙事務所に「無投票当選」の連絡が入ると、集まった支持者ら約200人が万歳を三唱、拍手で祝福した。
越善氏は支援に感謝した上で「福島原発事故を受け原子力をめぐる状況は厳しいが、村は安全を第一義に原子力と共生し、今後もしっかりとした基盤を築いていかなければならない。(教育の充実、1次産業振興など)皆さんと約束した施策を実現するためには、東通原発の再稼働が必要不可欠。議会とも一丸となって取り組んでいく」と決意を述べた。
その後の報道各社の取材に対し、越善氏は国に対して原子力を含めたエネルギー政策の明示を求めていくと強調。東北電力東通原発1号機の再稼働が遅れ、電源三法交付金の配分が不透明になるなど村財政に懸念される影響に関しては「国策に長年協力してきて、事故が起きたら何もなくなる―では済まされない。法改正も含め、立地地域が求めているものを見極めてもらうよう要望していく」と述べた。
越善氏は田名部高校卒。村企画課長、村助役などを務め、前村長急逝に伴う1997年の村長選で新人同士の一騎打ちを制し初当選。01年は無投票再選、05年、09年といずれも新人との一騎打ちで3選、4選した。
今回は定数14の村議会のうち、村政与党の村議11人の支援を得たほか、村内の農漁業、電力、商工関係など幅広い層の支持を受け、万全の態勢を固めた。
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