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太平洋セメント大船渡工場火災操業停止 がれき焼却ストップ
13日午後7時5分ごろ、岩手県大船渡市赤崎町の太平洋セメント大船渡工場から出火、タービン室1階天井にある配電用ケーブルが焼けた。火災で電気供給が止まったため操業を停止した。工場は東日本大震災で発生したがれきを被災自治体から受け入れているが、焼却もできない状態になっている。復旧のめどは立っておらず、震災復興への影響も懸念されている。 大船渡工場などによると、焼けたのは数十本あった配電用ケーブルの一部。工場は火災直後、大型焼成炉などの操業を停止した。火災の原因は不明で、大船渡署が調べている。 大船渡工場は震災の津波で被災し、約1年3カ月後のことし6月、工場内の主要な設備が復旧したばかり。セメントは日産約6000トン。がれき焼却も大船渡、陸前高田両市など岩手県内3市2町から1日当たり約700トンを請け負っている。 同工場は「がれき焼却などに影響が出ないよう、早急に復旧させたい」と話している。
2012年12月15日土曜日
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