【インタビュー】
――例えば、『宇宙戦艦ヤマト』ブームの頃に、アニメ誌の走りみたいなものができてきて、一般のファンが接することのなかった設定資料などが掲載されるようになりましたね。そういったものが何もない時代に、大伴さんはそういうものを丸々お作りになったわけですね。
「『ヤマト』の頃にそういった、番組からはみ出した情報がおもしろいんだ! ということに我々オタクたちは気づいてしまったわけですが、その原形は大伴昌司さんがおやりになった怪獣図鑑だったんじゃないでしょうか」
――ある種のハッタリ的な部分が逆におもしろかった……。
「光の国はこういうふうになってるとか(笑)、ウルトラマンとウルトラセブンは友だちだとか、『嘘だろ』と思いながらも(笑)。後に番組で公式な設定になりましたけれども、当時はまだそんなのカケラもないような時代でしたから。ウルトラマンとウルトラセブンが一緒に光の国の空を飛んでる絵とか、ちょっと唖然としたり(笑)。光の国にはいろいろ階層があって、色が青い人は肉体労働してるとか、ウルトラマンはシルバー族で頭がいい学者であるとか、ウルトラセブンは赤いから戦士であるとか(笑)。オンエアだけでなく、雑誌媒体とか図鑑も一緒になって世界が形作られていく部分ですね」
――とはいっても、それはあくまでフィクションのおもしろさだということは、十分理解されてたわけですね。
「先ほど言いましたように、いろんな角度から見るわけですから。火炎袋なり、レッド心臓とか、バルタン毒袋とか(笑)。そういうのが頭の一方にあるのと同時に、怪獣の着ぐるみのここには火炎放射器が仕込まれていて、ここにチューブがあって火を出してるんだな、みたいなことは、大伴昌司さんの記事でちゃんと分かってるわけですよ。ですから、『怪獣ってホントにいるのかもしれないね』なんてことは思わなかったわけですよ」
――フィクションの情報とともに、舞台裏も伝えてくれた……。
「大伴昌司さんの伝える撮影現場の風景とか、円谷英二はこんな人であるとか、円谷プロはこんなふうにして『ウルトラマン』を撮ってるんだとか、そういう情報が子どもたちに行き渡っていましたからね」
――大伴さんがもしいなかったら、そういう情報は存在していなかったのかも……。
「少なくとも、こんなに親切で分かりやすく丁寧な、魅力的なものにはなってなかったのかもしれませんね。あんな人、今いないじゃないですか。円谷プロや『ウルトラQ』や『ウルトラマン』と出会えたというのは、本当に幸せなことだったと思うんですが、それと同じぐらいに大伴昌司さんや大伴さんの怪獣図鑑、『少年マガジン』、いろんな雑誌の図解記事と出会えたというのは、幸福だったなあと思います」
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