名古屋大医学部付属病院(名古屋市)は13日、2008年に口腔(こうくう)内のがんの疑いがあると診断し、手術が決まっていた愛知県内の30代患者を約3年間放置していたと発表した。患者はその後、手術を受けたが、がんが肺に転移し、12年に呼吸不全で死亡。病院側は手術の放置と死亡との因果関係を認め、遺族側に謝罪した。
同病院によると、患者は08年3月、かかりつけ医の紹介で歯科口腔外科外来を受診。口腔内のがんの疑いがあるとして入院し、手術すると決まった。ところが、病院側から入院予定日が連絡されず、放置された。
患者が11年4月に再びかかりつけ医の紹介で同外来を訪れた際、放置していた事実が発覚。この間、患者からも問い合わせはなかったという。
病院は同月、患者の手術を実施。経過が良好だったため、一時退院したが、その後、肺に転移していたことが分かり、12年4月に死亡した。
名大病院は放置の判明後、第三者を交えた事例調査委員会を設置。昨年3月に調査報告書をまとめ、遺族の了解を得て、13日に概要を発表した。
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