【WBC】ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド・中国戦に続いて2次ラウンド・オランダ戦でも力投し、日本の決勝ラウンド進出に貢献した前田健(広島)。山本監督に早々と準決勝戦の先発に指名されるなど、今や紛れもない侍エースといっていい。ライバルのマークは今まで以上に厳しくなるのは確実だが、心配は無用。WBCのために開発した“7色のスライダー”はまだすべてを見せておらず、また米国で新たな“魔球”を生み出す可能性もある。3連覇を達成し赤ヘルの大先輩である山本監督を男にするために、マエケンはこれからも全力で投げ続ける——。
前田健は10日のオランダ戦でもその実力をいかんなく発揮。バレンティン(ヤクルト)やメジャー通算434本塁打を誇るジョーンズ(楽天)を擁する強力打線を5回1安打無失点と寄せ付けなかった。次々に打者を打ち取っていくテンポのいい投球は攻撃にもリズムを生み、それが6本塁打を含む大猛攻につながったといっていいだろう。
今や侍ジャパンの紛れもないエースだ。山本監督は「サンフランシスコでの初戦に先発させるつもり」と早々と宣言した。今の前田健の勢いを考えれば当然だ。場合によっては決勝のマウンドにも立つ可能性がある。
初優勝を目指す米国などのライバルは打倒前田健を目指し、これまでの投球を詳細に分析、研究してくるに違いない。だが心配は無用だ。侍エースはまだすべての力をさらけ出してはいないからだ。
前田健は昨季から大きい変化と小さい変化の2種類のスライダーを投げ分けていた。それだけではWBCでは通用しないと、スライダーの変化を2種類から7種類ほどに増やすことに成功したのは本紙既報の通りだ。その“七色のスライダー”のすべてを。この1次ラウンド、2次ラウンドでは投げていないという。つまり、ライバルが知らない“魔球”をまだ秘めているのだ。
しかも、広島関係者はこう付け加える。「アメリカに行き、湿度が日本と違ってくるとまた違う変化ができてバリエーションが増えるかもしれない。同じスライダーでも曲がりが違うので打者にとってはやっかいになるはずだ」。それでなくても前田健は「シーズン中でもブルペンでいろいろ試したりすることがある。(赤ヘル正捕手の)石原さんからは『好きにせい!』と言われている」と話しており、米国で即席の“新魔球”を作ることもできる。サンフランシスコのマウンドで、さらに進化した“ニュー・マエケン”への変身さえもありえるわけだ。
前田健はオランダ戦から一夜明けた11日は練習には参加せず、休養に努めた。「WBCに出るために頑張ってきた」と語っていた男は、本番でもその言葉通りの活躍を見せている。決勝ラウンドで戦う相手は現役バリバリの大リーガーが居並ぶ強敵ばかりだが、相手がどこだろうが“七色のスライダー”なども駆使して思う存分、投げるだけ。まさに頼もしい男だ。
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