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内山高志V7戦はガンボア戦への最終テスト
2013年03月13日 16時00分

河野(右)と必勝を誓う内山

 ガンボア戦へ「ラストチャンス」だ。WBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志(33=ワタナベ)が、5月6日に東京・大田区総合体育館で同級10位ハイデル・パーラ(30=ベネズエラ)とV7戦を行うことが発表された。

 

 通算成績は20勝1分け。パーラは元WBAフライ級王者のロレンソ・パーラの実弟だが、内山は「ただやみくもにKOするのではなく、全く歯が立たなかったという勝ち方で海外の人の目につくようにしたい」ときっぱり。

 

 その視線の先には、かねて対戦を熱望する暫定王者のユリオルキス・ガンボア(31=キューバ)がいる。「今回もできればガンボアとやりたかった」という内山にとって、今回のV7戦はガンボア戦実現に向けての「最終テスト」になるという。

 

 アテネ五輪フライ級金メダリストのガンボアは昨年12月に暫定王者になったばかり。だが、近いうちにライト級への転級を見込んでおり、内山が戦うにはV7戦の次の試合がラストチャンスになるからだ。実現するには、ガンボアが拠点にしている米国しかない。目の肥えた本場の関係者たちに「興行的にも戦うに値する」と評価してもらえるファイトをする――。内山はこれを強烈に意識しているという。

 

 4月8日に行われるトリプル世界戦で三浦隆司(28=帝拳)がWBC同級王者になれば、年末には統一戦実現の可能性もある。ビッグマッチのためにも、負けられない。

 

 





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