安倍首相、TPP交渉参加を15日に表明
読売新聞 3月13日(水)3時13分配信
安倍首相は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する考えを15日に表明する方針を固めた。
実際の交渉に参加するには、交渉を始めている米国などの承認が必要なため、早期に参加の意思を表明し、新しい貿易のルール作りに積極的に関わる必要があると判断した。交渉参加には国内の農業団体などが反発していることから、首相は記者会見して参加の意義を丁寧に説明する考えだ。
首相は2月のオバマ米大統領との首脳会談で、TPPについて、「すべての品目の関税撤廃が前提ではないと確認した」と強調した。その後の日米両政府の事前協議では、焦点の自動車分野について、米国が輸入車にかける関税を段階的に引き下げることなどで折り合いつつある。保険分野は継続協議となる見通しだ。
首相は15日の記者会見で、TPP交渉参加国も多いアジアの成長を取り込むため、日本製品や農業産品の輸出を促進させる必要があると訴える考えだ。一方で、農業対策も行い、農業団体の懸念払拭に努める方針も示す。新たに交渉参加する国に条件が出されていることに関しては、日本が不利益を被らないように主張していくと説明する。
最終更新:3月13日(水)3時13分
Yahoo!ニュース関連記事
この話題に関するブログ 4件
関連トピックス
主なニュースサイトで 安倍晋三 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- TPPへの交渉参加、日本が得られるものと失うもの―中国メディア写真(Record China) 3月13日(水)8時40分
- JA全中、TPP交渉参加反対の緊急集会写真(読売新聞) 3月12日(火)21時0分
- TPP交渉参加、15日表明=安倍首相が会見、試算公表へ(時事通信) 3月13日(水)7時56分
- 「例外」要求を拡大=TPP交渉参加で―自民農林グループ(時事通信) 3月12日(火)21時30分
- JA、TPP交渉参加反対で緊急全国集会 関税撤廃や食品安全基準緩和を懸念写真(SankeiBiz) 3月13日(水)8時15分