菅官房長官「中国側の対応残念」3月12日 11時51分
菅官房長官は記者会見で、政府主催の「東日本大震災二周年追悼式」に中国の代表が出席しなかったことについて「中国側の対応は、台湾からの支援に日本政府が感謝の気持ちを伝えることを否定的に捉えたものであり、残念に思っている」と述べました。
東日本大震災の発生から2年となった11日、政府主催の追悼式が開かれましたが、中国の代表は、台湾の代表が各国と同様に「指名献花」の対象になったことに反発し出席しませんでした。
これについて菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「中国側に対し、式典の趣旨と台湾から破格の支援を受けたことを踏まえ、台湾にふさわしい対応を行うことを説明したが、中国側が理解せず式典を欠席したことは、極めて遺憾で残念だ。中国側の対応は、台湾からの支援に対し日本政府が感謝の気持ちを伝えることを否定的に捉えたものであり、残念に思っている」と述べました。
そのうえで菅官房長官は「台湾との関係に関するわが国の基本的な立場は、日中共同声明にあるとおりだ。台湾に関するわが国の立場を変更するものではない」と述べました。
また菅官房長官は、韓国の代表が出席しなかったことについて、「先方の事務的なミスだと承知している。昨夜、韓国のシン・ガクス駐日大使から、外務省の河相事務次官に対し式典に欠席する意図は全くなかったという事情説明があった」と述べました。
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