国際米高官「北の核保有容認しない」 新たに朝鮮貿易銀行など制裁対象に2013.3.12 09:53

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米高官「北の核保有容認しない」 新たに朝鮮貿易銀行など制裁対象に

2013.3.12 09:53 米国

 【ワシントン=犬塚陽介】米財務省は11日、北朝鮮の核やミサイルなどの大量破壊兵器開発を阻止するため、北朝鮮の国際金融取引を担う朝鮮貿易銀行やミサイル開発を担当する第2経済委員会の白世鳳委員長ら4人を経済制裁の対象に追加したと発表した。米国内の資産が凍結され、米国企業や米国人は制裁対象との取引を禁じられる。

 ドニロン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はニューヨーク市内で行った11日の講演で、「米国は北朝鮮を核保有国として容認しないし、米国を標的にした核ミサイル開発を傍観もしない」と警告し、挑発行為には、制裁の強化で応じていくことを強調した。

 また、米国の北朝鮮政策は、(1)日韓や中国との緊密な連携(2)脅迫や挑発、空約束に報償を与えない(3)米本土や同盟国の安全の確約(4)非核化と国際義務の順守に根ざした対話の奨励-の原則を基に取り組むと述べ、圧力で対話を促す戦略的忍耐を今後も継続する方針を明確にした。

 ドニロン補佐官はまた、韓国の朴槿恵大統領が5月に訪米し、オバマ大統領と首脳会談を行うことも明らかにした。

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